ユニテ・ダビタシオン | [ Architecture , BOOKS ] |
ル・コルビュジェのユニテ・ダビタシオンだ。
ル・コルビュジエの都市計画案を集合住宅として実現したものだ。ピロティ、屋上庭園、ブリーズ・ソレイユ、モデュロール、彼の考える近代建築のコンセプト、そして、工業化・規格化が実現したものだ。
このシリーズを担う写真家・宮本和義氏の詳細な写真、そして詳細な図面によって、小さな本でありながらユニテ・ダビタシオンの魅力をあますことなく伝えている。
私がこの建築を前にしたのは1970年の夏だったが……、もうずいぶんと昔だ。前にあったバス停の名前が Le Corbusier だったが、今でもそうなのかな。
こいつを Google Earth で初めて見た時の驚きを忘れられない。実にコンセプチャル、ゆるぎない南北軸を構成しているのだ。
めでたく10冊刊行……、というわけで、今までのエントリーをまとめてみた。
● aki's STOCKTAKING: ユニテ・ダビタシオン
● aki's STOCKTAKING: 自由学園明日館
● aki's STOCKTAKING: Villa Muller
● aki's STOCKTAKING: Villa Tugendhat
● aki's STOCKTAKING: Yamamura House
● aki's STOCKTAKING: Villa Savoye
● aki's STOCKTAKING: La Tourette
● aki's STOCKTAKING: Natural Ellipse
● aki's STOCKTAKING: Horta House
● aki's STOCKTAKING: Schröder House
iGa さん、どうもです。やぁ、勉強してますですねぇ。
市川智子氏の「愛と哀しみのル・コルビュジエ」には、ラ・ショー=ド=フォン(La Chaux-de-Fonds)について、「……その町は中世の宗教戦争に破 れ、南フランスから逃れてきたユグノーたちが移り住んできた場所。厳しい自然 環境の中、厳格な宗教的精神と不屈の革命的精神を生かして、がむしゃらに時計 産業を興した町なのです。不屈の革命精神・・・・……」と書かれていますですね。
http://www.h5.dion.ne.jp/~sujaku/itikawa/c-2.html
コルビュジエの生まれたスイスのラ・ショー=ド=フォン(La Chaux-de-Fonds)は「時計製造業の都市計画」で世界遺産に登録されているそうで、精密作業に必要な自然採光が得られるように規則正しく建物の隣棟間隔を定められた街で育ったことが、後の『輝く都市』の構想に繋がっているのだと...ETVの高校地理で紹介されたラ・ショー=ド=フォンの街並を見て合点しましたです。
Posted by: iGa @ January 9, 2012 11:42 PM