自由学園明日館 | [ Architecture , BOOKS ] |
自由学園明日館
1921
Frank Lloyd Wright フランク・ロイド・ライト
写真: 宮本 和義
著者: 谷川 正己
ISBN: 978-4902930221
出版:バナナブックス
定価: 1,680-円 (税込)
ライトの建築がこんないい形で日本に残されていることを、我々設計者は感謝せねばならないだろう。その空間自体が保存されているということ以上に、それが使われながら........本来あるべき姿で存在していることはすばらしい事だ。ライトの空間が、そこに人がいることによって輝きを増し、それを見、それを感じることができるのだ。
本書の表紙は桜咲く明日館の夜景........あの場所自体に意味あることを想起する心憎い編集だ。写真はお馴染みの建築写真家・宮本和義氏、そしてライトについて語るにはこの人以外に考えられない......谷川正己氏による解説だ。
いつものコンパクトな造本の中に、細大漏らさずの写真、そして図面.......手軽に手に取れるライトの明日館のガイドブックの決定版であろう。
本書をポケットに、明日館にお花見..........行ってみようと思う。
● aki's STOCKTAKING: 自由学園明日館
● aki's STOCKTAKING: Villa Muller
● aki's STOCKTAKING: Villa Tugendhat
● aki's STOCKTAKING: Yamamura House
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● aki's STOCKTAKING: La Tourette
● aki's STOCKTAKING: Natural Ellipse
● aki's STOCKTAKING: Horta House
● aki's STOCKTAKING: Schröder House
endo さん、どうもです。
遠藤さんが遠藤楽さんに出会った........いいですね。遠藤楽さんがお亡くなりになったのが、2003年の7月でしたね。もう6年も経つ........のかと思うと、ちょっと遠くを見てしまいます。
30年近く前に学生を連れてこの建物を見に行ったら、偶然通りかかった遠藤楽さんに声をかけられ、公開されていなかった明日館のかわりに、ご自身の設計された(のではないかと思う)近くの婦人の友社を案内して頂いきました。どういう窓だったか覚えていませんが、オフィスにしては非常にコージーな雰囲気の窓がつけられていて、それが開けられていて春の風が入ってきたのを思い出します。
Posted by: endo @ March 21, 2009 10:25 AM