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My Digital CAMERAS

Camera

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自分が使ったデジタルカメラを時系列に沿って並べてみたら、何か分かることがあるかもしれない……と考えた。

というわけで、作った年表がこれだ。

1995年の最初に手にしたデジタルカメラのような物から、今、2013年、ざっと20年の歴史だ。


0.
1995年、最初に手にしたデジタルカメラのような物は Apple Computer の QuickTake 150 であった。まだ、カメラというよりも Mac 用画像取込器という印象の機械であった。そう考えると、それが玩具であっても全てが許されるのだ……。

仕様はメガピクセルにはほど遠い35万ピクセル……低解像度の写真が少々で実用にはほど遠いものであった。

デジタルカメラの可能性を探るという意味で、大いに想像力を喚起させられたものではあったのだ。

 ● aki's STOCKTAKING: QuickTake 150

1.
1997年に LANDship 事務所内に退役した Mac 3台でサーバーを構成し、ウェブサイト www.landship.co.jp 本格的な稼働を始めた。

その為の画像を直接得る為にはデジタルカメラは必須……というわけで、いろいろ検討の上、1998年、Fuji Finepix 700 を購入したが、その性能には満足できなかった。

その後、1999年に OLYMPUS C2000Z を購入した。2メガピクセルでレンズは35~106mm相当のズーム、明るさも F2.0~2.8と明るく、初めて満足のいくデジタルカメであった。

同じオリンパスの1.6メガピクセルの小型 C- 1 と C-2 ZOOM にも手を出した。銀塩カメラ時代の前面のカバーをスライドするという機能を好ましく思ったからなのだが、C2000Z には及ぶことはなかった。

その後、その後長きにわたり使い続けるも、メカニカルな部分が故障したが修理費が高いので、2003年、オークションで上位機種 OLYMPUS C2020Z の中古品を購入して使い続ける。(ほどなく、C2000Z と同じ部位の故障でお終い)

この OLYMPUS の流れは5年間にもなるが、1999年にコニカミノルタの DiMAGE A1 を手にいれることでお終いとなる。

DiMAGE A1 は、デジタルカメラ評論家の荻窪圭氏が妙に推奨していた為である。5メガピクセルに28~200mm相当という、オールマイティと言うべき守備範囲の広さだったが、とにかく、使い初めてその図体が大きすぎる……に気が付いた。

この時代、次のデジタルカメラに移行する時期、大いに混乱していたのだ。

その頃、2004年、景品でもらったような2メガピクセルの SONY DSC-U60 が大いに活躍した。小さくて裸のままカバンに入れておけるし、その写りはそれなりに使えたのだ。  

2.
2005年には、このリコーの GR digital を手に入れた。大きな DiMAGE A1 にはこりごり……、小型で、いい写真を撮れるような機械が欲しくなったのだ。そして28mm相当の単焦点単焦点レンズで8メガピクセルであるのだ。付属品を全て購入しよく使った。よく撮れる……ではあったが、しかし、ちょっと飽きるのであった。
 
3.
コダックの二眼デジカメ Kodak V570 に大いに興味があったのだが、手に入れぬままであった。そして、その改良型の Kodak V705 が発売されたのを機に、2006年手に入れたのであった。7メガピクセルで、23mm超広角と3倍ズームの二つのカメラの一体型、これは大いに満足、その23mm広角とパノラマを大いに活躍したものであった。

大いに発展進化してもらいたいカメラであったが、いつのまにか Kodak 自体が無くなってしまったのだ。

2008年に、ちょこっと、キャノンの7メガピクセル機、IXY digital 10 を購入……、GR にも Kodak にも無かった齣撮り機能を使った車載実験の為のものであったが、あまり使わず。

4.
2010年はこれ、私には大変高価……であったが、どうしても……で LEICA X1 をゲットした。その単純な使い勝手、障り心地に大いに満足している。よい写真(私的に……)が撮れます。APS-C で12メガピクセル……、もう多くのカメラに凌駕されているが……いいのである。X1 の後継機、LEICA X2 でも同じ単焦点のライカエルマリート f2.8/24mm ASPHが使われているが、このレンズ、ライカにとってよっぽどお奨めのレンズなのであろう。私にとって、レンズを意識する唯一のカメラなのだ。

5.
デジタルカメラの進展と同時に iPhone の登場と進化の過程がある。2008年の iPhone 3GS のカメラは2メガピクセルは使い物にならなかったが、4 の5メガピクセル、4S, 5 の8メガピクセルで、もうコンパクト・デジタルカメラの性能領域を満たしてしまった。もちろん、その性能は画素数の増加というわけではない、全体的な進化の賜物なのである。

というわけで、日常的な写真については iPhone 5 で十分満足して使っている。そして、何を撮るのか……、それによってカメラを選びたいと考えているのだ。

今のところ、室内での物の撮影に LEICA X1 をというところだ。私には超広角も超望遠もマクロも……今のところ不要なのである。従って、重くて大きい一眼レフを使いたいとは思っていない。


追記 130611

この年譜の中で、最初の実用的なデジタルカメラとなった1999年のオリンパス OLYMPUS C2000Z と、2006年のコダック二眼 V705 は、身近な建築界で大いにはやり、追随する人数多……ということになったが、LEICA X1 は未だいない。


追記 130611_2

LEICA X1 が高価……と書いたが、昔の物も高かった。最初の FUJI も OLYMPUS も各々10万円もしているし、DiMAGE なんかも13万円もしている……、最近のデジタルカメラの価格は驚異的に廉価……なのである。


追記 130618

ITmedia の連載、荻窪圭の iPhone カメラ講座をリンクした。
 ● aki's STOCKTAKING: 荻窪圭のiPhoneカメラ講座


Posted by 秋山東一 @ June 11, 2013 12:36 AM
Comments

森さん、どうもです。
世に物欲の種は尽きまじ……でありますですね。LEICA の X シリーズに LEICA X VARIO なる新型が出ました。ズームレンズ付きの X なのですが、……動画も撮れる……なんぞとほざいています。
LEICA がそんなことしちゃいけませんです……と私めは思っております。

Posted by: 秋山東一 @ June 12, 2013 05:22 AM

僕は以前オリンパス CAMEDIA C-3040ZOOMを使っていました。秋山さんが使っていたOLYMPUS C2000Zの後継機種ですね。きれいに撮れるし、結構使いやすくて長く使っていました。

その後ニコンの一眼レフへ行き、リコーのCXシリーズへ行って、現在はリコーGXRというレンズ交換式のデジカメです。

レンズのユニットごと換える形式で、ライカのレンズも付けられます。とても今は無理ですが、秋山さんの猫の写真を見て、また新たな物欲が芽生えつつあります・・。(笑)

Posted by: 森 俊憲 @ June 11, 2013 07:40 PM

林檎家さん、どうもです。
古い LEICA いいですね。これからのデジタルカメラも、昔のカメラの金属感や、堅牢感を持ったガジェットであって欲しいと思っています。そのあたり、X1 に期待したところでもあるのです。これから、デジタルカメラも多様性の時代……を期待しています。

Posted by: 秋山東一 @ June 11, 2013 09:07 AM

LEICA X1、良いですね。
ワタシも欲しかったけど、手が出なかったです。
バルナックライカを、そのまま今風にアレンジしたデザインは、涙モノです。

最初のデジカメは30万画素位で、使い方が限定されましたね。
今は、スゴい時代になりました。

ちなみに、私が生まれた年に製造されたライカを持っています。
私と同じ年のカメラで撮る写真も良いモノです。
このライカは、ワタシより長生きしそうなくらい元気です。

Posted by: 林檎家 @ June 11, 2013 08:33 AM

Shin さん、どうもです。
ディスクを記憶媒体にしたものですよね。iGa さんも違うブランドの物を持っておられましたです。
あの頃ではパーソナルコンピュータの性能が追っつかないし……、何事もそうですが、関係する諸々のレベルが上がらないとうまくいかないんでしょうね。

Posted by: 秋山東一 @ June 11, 2013 07:38 AM

僕は80'代にSONYのマビカという暗い歴史があります
モスクワオリンピックの年だったような気がします

Posted by: Shin @ June 11, 2013 06:51 AM