LEICA X1 | [ Camera ] |
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LEICA X1 は、徐々に、私にとって有効なお道具になりつつある。
今まで、KODAK 二眼の23mm超広角、そのパンフォーカスで唯々記録し、そのデータをデスクトップ上で切り刻むように写真を作っていた。
しかし、X1 を使うようになってから、36mmという画角を活かした写真を撮るように……徐々にだが変わりつつあるのだ。それは、特にX1用ファインダーをゲットし、それを覗いて撮影するようになってから顕著なような気がする。
それに LEICA X1 は普通に良く撮れる。
一眼レフ並の大きなセンサー APS-C と ELMARIT エルマリートレンズの所為なのか、実に良く撮れる。それが大き過ぎず小さ過ぎずの、Ur LEICA を思わせるコンパクトなボディの中に収まり、その操作感、その感触は実に満足を感じさせるものなのだ。
というところで、純正品と同じ、スティール製内径10mmのリングを用意し、Ninja Strap の10mm幅のナイロンベルトに装着したのだ。
久しぶりに……カメラに夢中になった。写真屋の息子はやはりカメラに血が騒ぐようだ。写真の出来はカメラで8割……だと思う。
この LEICA X1 には何かデジャヴ……な感あり、それは何なのか……と考えてみた。
そして、思い出したのだ。私の銀塩カメラ……フィルムカメラの最後から二番目のカメラを思い出したのだ。
あの MINOX35GT の後、手に入れたのが京セラの CONTAX T2 であったのだ。ライカ判オートフォーカス・コンパクトカメラ、レンズは単焦点、Sonnar ゾナー38mmF2.8 であったのだ。
レンズ交換も、ズームも、接写(最短撮影距離0.7m)もできない……そんなカメラを満足して使っていたのであった。これは LEICA X1 と同じなのである。
この後、Vario-Sonnar バリオゾナー28-56mmなるズームレンズの CONTAX TVS に換えたが、馴染むことはなかった。
これが私にとっての銀塩カメラの最後のものであった。一眼レフに手を出すことなく……、そのスタンスはデジタル時代になっても変わることはない。
じんた堂さん、どうもです。
そう、そうなんです。36mm単焦点レンズなんですね。まぁ、リコーの GR digital もあったし、KODAK 二眼も23mmでしか使っていますから、実際使っているのは単焦点レンズばかりですね。
T PROOF なる銀塩カメラは存じ上げませんでしたが、今、デジカメにあってもよさそうですね。今回 T2 やら TVS を思い出して、ずいぶんと高価だったのも思い出しました。……となると X1 もいいじゃないか……の感じがします。
AFアシストランプの件、ありがとうございます。マニュアルを読まなく……いけませんですね。しかし、マニュアルを読む必要がある程、いろいろ出来るのが問題とも思っているのです。
LEICA X1は、単焦点のデジカメだったんですね!
じつは私も散歩用フィルムカメラに、CONTAX TVS-IIを入手したのですが、画角(ズーム)の調整に気をとられて、撮影リズムがつかめず馴染めませんでした。結局、フィルムカメラは、同系ローコストの京セラTproof(35ミリ、単焦点、簡易防水)を、もっぱら使っていました。どうも道具への愛着は、使い心地が大きく左右するような・・・。
ところでX1のAFアシストランプは、メニューでon/offできるようです(マニュアルの33ページにあります)。
Posted by: じんた堂 @ June 16, 2010 10:41 AMkawa さん、どうもです。
おっしゃる通り、レンズが出っ張ってきた姿は突然「デジカメ」になってしまっていただけません。
スイッチオンする前にキャップを外して……という事をしなければならないのですから、電動でレンズが前進させるよりも、ライカ伝統の手動で「沈胴」という手があったような気がします。又、パンケーキといわれるレンズになってくれればよいのですが……。このカメラはライカにとって、まったく新規のデザインですから、まぁ、設計者にとっても、なかなか悩ましい問題であったに違いありません。
ちょっと T2 を思い起こしたのは、あの頃、一つのお道具になんでもかんでもやらせなければならない……なんて考えてもいなかった……のを思い出してもいいんじゃないかと考えたのです。
Posted by: 秋山東一 @ June 16, 2010 05:24 AMお写真には、正しい機械の正しい形と、好き心をくすぐる何かが確かに感じられます。三段にレンズが飛び出すと急に普通のデジカメになってしまうのが本当に残念です。オリンパスペンに付いてるパンケーキみたいなレンズは付かないかなぁ。
御免なさい、大きなお世話でした。
T2にも、ヤシカの時には感じなかった何かがあったと思います。
写真を撮るのが苦手で、実はその機能はどうでも良いなんて思っています。買えないし、使いもしないのに、その有り様と格好には興味が尽きません。
工具は愛でる物であって実用の対象では無いと伺ったのにちょっとだけ似ているかも知れません。