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Centenary MECCANO / 10 set crane outfit

MECCANO

100th_MECCANO_0.jpg1999年6月にやってきた Centenary MECCANO 100周年記念 MECCANO メカノの大箱だ。

……横の把手は私の後付けだ(あまりの重さに取付けたのだ)。

この中身を整理中である。ずっと唯のメカノの収納箱として使ってきた物のを、オリジナルの Centenary MECCANO の箱にしようとしている。

この箱には何の仕切りもなく、安っぽいプラスチックのトレイに部品類が収まってきただけなのだ。そこで、今回レストアなった
MECCANO Outfit No.10 の引出しの間仕切りを参考に、新しく仕切りを作ろうとしている。

そして、本来のセットであった red and green の部品だけを収める予定だ。

100th_MECCANO_50.jpg


MECCANO メカノは金属製組立玩具の元祖だが、英国はリバプールの Frank Hornby フランク・ホンビー氏が、1898年に考案した事から始まる。

その100周年を記念して、「100周年記念 MECCANO メカノ」の特製大箱が、3000個限定で発売された。

MECCANO メカノの最大のセット MECCANO Outfit No.10 の縮小バージョン、No.10 に付属している組立見本の Leaflet No.7 の Block -setting Crane を組立てるのに必要な部品のみのセットなのだ。

そのセットはメカノ全盛の1920年代の塗色、red and green 赤と緑、そして、MECCANO Outfit No.10 の魅力の一つ、木製キャビネット入り(縮小バージョン、……引出し3段)で発売されたものなのだ。

左の書状は、メカノ本社から、私に送られてくる Centenary MECCANO のナンバーと出荷する時期を知らせてきたものだ。

0007 / 3000 が、1999年の2月出荷とあるが、結局、遅れて……6月24日に手元に届いたのであった。

木製の箱の大きさは幅615mm奥行383mm高さ232mmだが、さすが、鉄製のメカノ……重量は20kgというごついものであった。

・ ・ ・ ・ ・

その後、このセットで作る Leaflet No.7 の Block -setting Crane を組立てた。全長1400mm高さ850mmの大きさは見事……、いろいろ研究……楽しんだ。

それについては、過去の記事を……。
 ● MECCANO crane /1
 ● MECCANO crane /2

結局、このセット Outfit の中途半端さに我慢できず、完全版の MECCANO Outfit No.10 のセットを英国のショップ MW からゲットすることになる。


今回の Centenary MECCANO / 10 set crane outfit を整備しておこうと考えたのは、
MECCANO Outfit No.10 / PS と同じく、いつの事になるのか……、次なる世代に、MECCANO メカノの世界を引き継いでもらう準備にほかならない。

追記 140815

メカノ社は、この100周年を過去のモデルを復刻する事だけで祝ったのではなかった。
現行のプラスチック部品を多用したセットでも、クレーン・セットによって祝ったのであった。 2002年の Special Edition Set がそれだ。

2006年ゲットだが、これが、なかなかの優れもの……なのである。
 ● ERECTOR Special Edition
 ● ERECTOR Special Edition / crane
 ● ERECTOR Special Edition / crane 改

2013年、最近になって、再び改良してみた。
 ● ERECTOR Special Edition / crane 改2

このように、MECCANO メカノは大いに楽しめるものなのだ。壊しながら作る、作りながら壊す……、そして、ある限界点に到達……それが至福の時なのだ。


Posted by 秋山東一 @ August 14, 2014 09:27 PM
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