ERECTOR Special Edition / crane 改 | [ MECCANO ] |
ERECTOR のクレーンを説明書通り組み立ててみたが、その後、ちょっと直してみたいと思っていたのだ。
このクレーンの魅力は、なんといってもそのメカニズムの部分にあるのだが、そのあたりの設計に納得できないのだ。
基本的には5本のシャフトの軸受けとなる部分なのだが、前方の二つの巻き揚げシャフトはともかく、モーターの動力を伝え、レバーで動作を制御する三本のシャフトの部分が気に入らない。
まずは、手持ちの部品で作り替えてみたのだが、さて、やっぱり、このセットに入っている部品だけでやるのが筋ではないかと考えたのだ。
まず、モーターの支持方法を変えることにした。
ベースの横の制御レーバーの台座部分の部品を、軸受け部分に挟み込んでキャンティ先端にモーターを固定した。アーム上下用滑車のシャフト部分は同じ三角形の部品をベースに固定した。
巻き揚げシャフトに伝動するシャフトは、モーターの固定に使われていた「コの字型」の部品を使った。ベースの横の制御レーバーの台座部分は左右とも同じ形、L字型三角板と二枚残っていた5穴の平板を使い、その上に設けた。
最初、モーターの支持に使われていた45°曲がりの平板はアームの支持部分に二重になるように付けてみたが、より重量感が増したような気がする。
左のモーターの駆動力はプーリーとゴムベルトによって二段に減速されて、真ん中のシャフトに伝動され右側の二つの巻き揚げシャフトに伝動される。
真ん中のシャフトのシャフトの両側にレバーで伝動をオンオフする機能によって、一つのモーター動力によってアームの上下、荷の上げ下げを可能にしているのだ。
緑の頭のレバーが左に倒されているのが、アーム上下の巻き揚げを OFF している状態である。レバーを前に180°倒せばゴムベルト(ゴム輪というところだが)がプーリーに掛かって ON となるのだ。
向かい側には同じ構造機能、荷の上下の巻き揚げをコントロールする赤いレバーがある。
+
制限ある部品の種類、数量ではあるが、設計による部分が大きいのだ。
デフォールトの設計よりも優れている........筋が通っているのではないかと思う。
今回のセットの部品だけでの設計変更の最大の骨子はモーターの支持部分を変えたことにある。これによって余った部品を他の用途に当てることが出来たのだ。
これらの作業は手で「作りながらこわす」「こわしながら作る」という作業だ。これも MECCANO、ERECTOR のモジュール(半吋、12.7mmのグリッドというべきか)があることによって可能なのではないかと考える。
これは Be-h@us のモジュールにも通じることなのだ。
残った部品で「荷」も作ってみた。クレーンを操作して遊ぶには、フックの先端に重量、荷が必要なのだ。
そうです。
下の MOMA で買ったスツールの入っていた段ボール箱(メカノ部品が入っている)の上に置いてあります。GON・NONとも大人しいので大丈夫です。
『 棚の上の GON と NON 』の横にみえるのは、
カスタマイズされた『 ERECTOR crane 』なので
しょうか?
※おとなしそうなネコチャンなので、余計な心配
かもしれませんが、 「どかぁ~ん」 なんて、事
にはなりませんように...(笑)。
先生の頭脳には、
敬服いたします...。