MECCANO Outfit No.10 / PS | [ MECCANO ] |
やっとこさ修理成った MECCANO Outfit No.10 のキャビネット、その4段の引出しに全ての部品部材を収めた。
そして、PSなる二文字をステンシルした。
これは、このメカノの大箱がどのような経緯で、今私の元にあるのかを記録し、これから将来についての証になるのではないかと考えているのだ。
このメカノは二人の人物を介してここにあるのだ。
RP氏、そして、RS氏……、このお二方の友情の証としてここにある。
そのお二人のイニシアルをPSとして記したのである。
このメカノの大箱 MECCANO Outfit No.10 は、私の No. 10 より古い「1964-1970 Black/Yellow/Silver」であった。
内容からして、「1958-1964 Final Red and Green」から仕様が変わった直後の1965年あたりの物である。
大阪・香港で活躍されたインド人実業家・故RP氏が所有されたものだ。
きっと、ご自身が英国から直接輸入されたのであろう。
この大箱には No.10 の部品部材以外に、MECCANO Electrical Parts なる電気工作系の部品があった。故RP氏はご自身の電気系の興味でこれを楽しまれたのであろう。
その後、親しき友人であったRS氏がそれを引き継いでおられたのだ。
そして、今ここにある。
昨2013年の11月11日、突然の本ブログ aki's STOCKTAKING のコメント欄への書込みが事の始まりであった。
そこには、RSなる未知の人物からの「……当方の所有する MECCANO Outfit No.10 を引き取らないか……」というお話、日本でそれを所有する人なぞいないと思っていたメカノの大箱……、すぐにコメントのメールアドレスにご連絡したのであった。
その後、何度かのやりとり……、12月の佳き日、滋賀県・彦根のRS氏より、三個口に分けられた荷物として当方に届けられたのであった。
RS こと Ryoki Sato さん、どうもです。やっとここまでやってきました。
FileMaker Pro による MECCANO parts list も完成させましたので、これで、完全に全ての部品が掌握できると思います。
半世紀は無理としても、次の四半世紀……、これが活きるミュージアムを……と考えているのです。
落ち着くところに落ち着くと立派に見えるものです。
PSのステンシルはこのMECCANO Outfit No.10 の personarization であるとともに現所有者の次なる半世紀えの引継ぎの決意の表出であるようにも見えます。
GOOD JOB !
Posted by: Ryoki Sato @ July 27, 2014 04:02 PM