ERECTOR Special Edition / crane | [ MECCANO ] |
+
さて、ERECTOR (MECCANO) のクレーンを早速、組み立ててみたのだ。それも、組立説明書通り組み立ててみたのだ。
これは、なかなか面白い作業であったが、このクレーンの内容は想像以上に面白いものであった。
現在の MECCANO メカノが、その草創100周年を記念して特別なバージョンとして販売しようというからには、その設計意図がある。
例の「100周年記念モデル」のようにマニアックな復刻版、限定版としてではない、このクレーンは現行の部品を使い、25種類のモデルを組み立てられる汎用セットとしての限界があるのだ。
それでありながら、魅力的なクレーンを作るセットを設計しなけらばならないのだ、
クレーンが組み立てられた後には、ほとんど部品が残ってはいなかった。このセット、汎用セットといいながら、記念モデルとしてのクレーンに全力を出したセットだったのだ。
重い駆動部分の6Vモーターと電池ボックスを端部に置き、ブームとバランスをとるのは本物と同じだ。
限られた部品数で作ること、その第一は小型化することだ。
それに大きく貢献しているのは、プラスチック部品を使うことであった。プラスチック部品は複数の金属部品の組合せを、一体のものとして一個の部品として作り出せるのは大きなメリットであるのが分かる。
減速、伝動の役割はプリーとゴムベルトが担う。
大中小のプリー14個を使い減速は動滑車によって行う。シャフトに固定されるプリーは、三角(オニギリ型)の軸穴にシャフトを通す、その固定はプラスチックのワッシャーによって行われる。
これも今までのメカノのネジによる固定方式を避けて、小型化するのに大きく貢献しているのだ。
(全て説明書どおりに組み立ててあが、フックに懸かっている荷のメカノ部品は別途である)
+
MECCANO (ERECTOR) が記念モデルとしてのアイテムにクレーンを選ぶことは、非常に正統的な判断だ。
メカノの代表的なクレーンは一個の動力、この場合、一個のモーターであるが、それだけでクレーンの複数の動作をクラッチ的な仕掛けで切り替えるというのが伝統的な手法だ。
本体の移動、回転、そして、ブームの昇降、フックの上げ下げ等だが、このクレーンは基本的の二つ、ブーム、フックの二つの動作をゴムベルトの伸縮を活かしたレバー操作によって切り替えているのは、見事な仕組みだ。
又、クレーン脚部と本体をターレットとして回転させる仕掛けもクレーンを成り立たせる重要な要素だが、特別な役物を使わず、汎用品の金属部品とプラスチックの19個のパイプ部品をローラーベアリングとして使う部分もエレガントだ。
メカノのスーパーモデルのクレーンを二回りも三回りも小型にして、それなりの機能を作り出そうとした設計のすばらしさを感じることができる。
iGa さん、どうもです。
さてさて、後7,8日ってところで、300,000アクセスに達すると思います。
もしかして............これでは........ありませんです。お楽しみに。
ところで、週末には300000のキリ番に届きますね。
もしかして、これ・・・・かな〜?
iGa さん、どうもです。
ずいぶんと昔から Made in China でありました。
100年前に英国で生まれ、その後、フランスの会社になったメカノ社ですが、今では日系といってもいい。ニッコーという日本の玩具会社の傘下になってしまいました。
昔の部品には MECCANO MADE IN ENGLAND とありましたが、今回の部品には MECCANO©(N) とあります。これはニッコーを意味しているのでありましょう。
このセット、汎用品とは名ばかり、このクレーンを作るためにあります。又、クレーンが組み上がった後、部品の残りはほんのわずか、部品の余裕はありませんから慎重に組み立てる必要があります。出来上がりは期待以上のもんでありましたですよ。
たかさん ごぶさたです。
メカノの最近の傾向、プラスチック部品の多用に抵抗があったのですが、こいつは納得でありました。プラスチック部品がうまく活かされておりました。そのあたりが、きっと見えておられるのでありましょう。
もう組み立てたのね。
パッケージの側面(底)にMade in China for MECCANOとありましたね。
『いろ』と『質感』、そしてなにより『パーツのもつチカラ』
みたいなものが、すごくいいですね。