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動く箱の発見

Car , Mag

DAIHATSU_ken_0.jpgこの[建築]1972年6月号の特集「在庫品目録」の中の私の一文「動く箱の発見」を再読してみたが.......なんともである。

今、その恥ずかしい文章を読むには相当の勇気がいる。読むのに勇気がいるくらいであるから、公表なんぞするにはもっと勇気というか、鉄面皮な......が必要なのである。
内容は、あの頃の自分の自家用車であるダイハツ・ハイゼットを正当化するための語句を並べ立てたものにすぎない。 

とはいうものの、あの時、今あるのかどうか知らないが [ bbimonthly style auto architettura carrozzeria |26|3/1970 ] なるイタリアの専門誌の daihatsu hijet ダイハツ・ハイゼットの断面図をトレース、インキングしたものは、なかなか、いいのである。


DAIHATSU_Hizet_1.jpg


 
DAIHATSU ダイハツ・ハイゼット


追記

結局、車を動く箱と捉えるような考えは、VW ビートルを偏愛することになり......、家の作り方を変えてしまおうと思ったのだ。

 ● aki's STOCKTAKING: 5.フォルクスワーゲンって・・・
 ● aki's STOCKTAKING: 試論/プロトタイプのOMの家


Posted by 秋山東一 @ December 13, 2007 12:03 AM
Comments

teru息子 さん、どうもです。
この私の最初の車、ダイハツ・ハイゼットはもう忘れかけられた車のようですね。きっと、ダイハツという名前が大阪発動機から....というのも忘れられていると思います。
この車の理屈が、ビートルの理屈になり、フォルクスハウスの理屈に連なっていったのですが、お読みいただきありがとうございます。
遅くなりましたが、「輝建設日記」を私の RSS Reader に加えました。

Posted by: 秋山東一 @ December 13, 2007 10:23 AM

輝建設の息子のほうです。

いつも新しいエントリー楽しみにまっています。

今回のは、追記先のものも含めて、「だから、やっぱり……素敵なのね」と思いました。

私は「フォルクスハウス」が出たとき、まだ建築業界にいなかったものですから、いろんなところで「やっぱりフォルクス(ハウス)なんだよねええ」という声を聞くことが多く、なんだか悔しい気がしていました

ビートルズをライブで聴いた育った先輩方が「やっぱりビートルズいいよなあ」みたいな感じです。

※自分のブログにlink貼らせていただきました

Posted by: teru息子 @ December 13, 2007 09:15 AM

こんな線画を見ていると、いろいろ思いだすことがある。
運転席と助手席の間の蓋があって、その下に 360cc のエンジンがあった。走行中でもエンジンを覗くことができた。
今考えると実物大の Tin Toy、ブリキ玩具みたいなものであった。

Posted by: 秋山東一 @ December 13, 2007 12:33 AM