060503

3D Nighthawks

Art/Design , TOYS

3D_nighthawks_11.jpg住む。」編集部・国際部長の iKe さんから封書が届いた。

表書きに「謹呈」なるゴム印が押され、きっと何かくださったのであろう。先日の「コストコ & 馬 TOUR」にご一緒したばかりであるから、きっとお礼のお手紙、それに何か、いただけちゃうということなんであろうと開封した。

中にはこんな書き付けが.「......ご注文の品をお送りします。ご査収の上、LOMO ください。」、そして、こんな物が入っていたのである。

実は、私は iKe さんがポンピドーセンターのミュージアムショップから買い求めてきたという、このステレオビューアー THE AMAZING CARD、それも Edward Hopper エドワード ホッパーの有名な Nighthawks が立体で見えちゃうというこいつが欲しかったのである。そして、先日の酩酊した馬肉祭の夜、このビューアーと、その時持っていた LOMO と交換する、と約束しちゃったのである。

実は、THE AMAZING CARD を知って、すぐに ONLINE SHOP にアクセスしたのだが、うまく機能せず手に入らないままになっていたのだ。

3D_nighthawks_131.jpg 3D_nighthawks_121.jpg
このステレオビューアー、畳んであるとカードに見えるが、実は不定形な六角形の筒状をしているのである。一面に二つの覗き穴、プラスチックの凸レンズが入り、その間にもう一つの穴が鼻が(それほど高くはないが)ぶつからないために開いている、覗き穴の対面の面、もちろん内側に立体視する写真があるのである。そして、上下の辺を持った手で焦点距離を調整して覗くことができるのだ。

これって、なかなかの景色なのだ。中の画像は適当な解像度で、なかなかの立体視なのだ。

皆さん、Nighthawks なんて、ちょっと 3D で見たいと思いませんか。


3D_nighthawks_2.jpg

この THE AMAZING CARD をちょっと分解してみた。まぁ、糊付けしてあったのを慎重にはがしただけなんだけど。
そして、中の二枚の画をスキャンした画像をここに貼り付けてみた。一応、モニター画面上で左右の画の中心距離を65mmとするようにしてみた。
もちろん、じーっと見れば、あの Nighthawks が立体視できる。しかし、72dpiでは、なんとも低解像度で、まぁ、なるほどという程度ではある。

 ● THE AMAZING CARD


 ● aki's STOCKTAKING: 3D viewer 図解
 ● aki's STOCKTAKING: 3D viewer

 ● aki's STOCKTAKING: 3D
 ● aki's STOCKTAKING: Nighthawks

Posted by 秋山東一 @ May 3, 2006 12:21 AM
Comments

玉井さん、秋山さん、こんばんは。
穴が3つあいていますが、真ん中の穴が「鼻用」であることに、玉井さんのコメントをよんではじめて気がつきました!!いや~、あちらの皆さんは、平均してお鼻が高いので、穴をあけないときちんと立体を見ることができないわけですかね?私のばあいは、鼻が高くないので、穴がそれほど必要ありませんでした。悲しむべきなのかな…。

Posted by: わきた・けんいち @ May 5, 2006 07:04 PM

このエントリー、三回も感動しました。
一度目は、ロモを厚紙の上にずらして印刷されただけの絵を交換した心意気に
二度目は、ディスプレイに目を近づけてみたら本当に立体になっちゃったことに
三度目は、一見するとただのカードなのに六角柱に変身して目と鼻のための穴から別の世界がみえちゃうことに
はじめは、目と鼻のところにも絵がプリントしてあって、型抜きしたのを取ると穴ができるって仕掛けなんでしょうね。

Posted by: 玉井一匡 @ May 5, 2006 06:13 PM

わきた さん、どうもです。まだまだ修行が足りませぬ。
私なんぞ数秒眺むれば、あーら不思議、二枚の画の真ん中に一枚の画が現れ、それも、なんとも立体でございます。滋賀のミュージアムショップに平積みとは、なーんだ、でございますね。

Posted by: 秋山東一 @ May 5, 2006 06:05 PM

秋山さん、こんにちは。職場のすぐ近くに、滋賀県立近代美術館というのがあります。最近、その美術館にいってある企画展を見たのですが、たまたまミュージアムショップに寄ってみたところ、絵葉書と一緒に、このTHE AMAZING CARD がたくさん売られていました。もちろん、エドワード ホッパーもありました。私はゴッホの「真夜中のカフェ」を買いましたけど。パリに行かなくても、簡単に手に入ってしまいました。ところで、上の3D、前回(1/9)と同様修行が足らず、まだうまくみえません。皆さん、ご覧になれるようですね。なんだか少しくやしいです。

Posted by: わきた・けんいち @ May 5, 2006 05:20 PM

旧持ち主の iKe 様、ご訪問ありがとうございます。
大変気に入っておりますですよ。
何でもそうですが、玩具って人それぞれの遊び方があり、私にとってはあれを分解して、あの中身をウェブ上で立体視したいというそれだけだったのです。
LOMO はもうすぐあなたのお手元に.....でありますよ。

Posted by: 秋山東一 @ May 5, 2006 01:46 PM

秋山様

ホッパー好きで買ったのですが、このようによろこんでいただき本望です。
しかし、名古屋商人の哀しい性。ギブアンドテイク、
お酒が進むほど、記憶力がよくなるのです。
LOMOのUPはまもなくですね。あは。

Posted by: ike @ May 5, 2006 01:22 PM

masa さん、どうもです。
いやぁ、ご指摘ごもっとも、酔っぱらいは反省です。でも、僕はこっちの方がずっと欲しかったのです。

Posted by: 秋山東一 @ May 4, 2006 09:19 AM

立体視カード、しかも Nighthawks。お気持ちは分かりますが、それにしても…です。あのLOMOと交換の約束をなさるとは…。やはり酩酊なさっていたのでしょうか(^^; ま、確かに立体視はできました!

Posted by: masa @ May 4, 2006 02:03 AM

iGa さん、どうもです。
この仕掛けってなかなかのアイディアですね。ステレオビューアーを折り畳んで送れるなんて。特に両面印刷しなくても、ビューアーと種画を別(これもそうです)にすればいいですね。
昔、「レンズ付きフィルム」を二台並べてくっつけてステレオ写真を撮るなんてやっていた人がいますが、古いデジカメを二台廉価に手に入れて......できそうですね。

Posted by: 秋山東一 @ May 3, 2006 09:47 AM

立体視できます。
これは面白いな、両面印刷で自分でも出来そう。

やっぱりTHE AMAZING CARD を覗き見しているaKiさんの写真が見たいなぁ。

Posted by: iGa @ May 3, 2006 07:55 AM