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3D

Art/Design , THINK

kagaku_3D_5.jpg

科学の学校ニュース Vol.2 No.8 1953年1月20日発行 p.2~3「浮き出す写真」

最近、周辺ブログ界では、3Dというのか立体画像がブームだ。
masa さんから始まったアナグリフ(anaglyph)写真から、iGa さんのアナグリフ建築透視図と多士済々である。

ところで、上図も同じ立体図像だ。小学生の頃、この図が立体に見えるのにびっくりしたのを思い出した。Zeiss の文字があるから、何か学術的な書物からもってきたものであろう。

最近の老眼鏡をかけた目で見れば、ちょっと見つめただけで立体に見えてしまうのにもびっくりだ。

ちょうどその頃(1950年代初め)、アナグリフ映画というのか、赤青メガネをかけて見る立体映画を観た。
「これが立体だ!.........」てな題名だったと思う。内容はとにかく何かが飛び出ししてくるだけという他愛ないものだった、これまたびっくりだったのだ。

その後、赤青メガネから偏光レンズを使った、カラーの立体映画なるものもあったはずだが、そんな趣向の映画を観る機会はなかった。

そういえば、「都市住宅」の創刊号からの表紙は杉浦康平によるアナグリフ(anaglyph)による有名住宅のワィヤフレームの透視図だったよな。あまりにも極端な画で、快適に立体というわけじゃなかったな。あの画って杉浦康平が直接描いていたんだろうな。ちょっと探してみてみよう。


追記

五十嵐さんが「都市住宅」の表紙の杉浦康平によるアナグリフ(anaglyph)を公開してくれた。
MADCONNECTION: 都市住宅・創刊号のアナグリフ

Posted by 秋山東一 @ January 9, 2006 10:33 AM
Comments

じゅん さん、どうもです。
遠山式とは知りませんでした。いかにも効きそうな名前ですね。
早速、リンクしていただいた書籍をゲットしてみます。

Posted by: 秋山東一 @ January 9, 2006 06:34 PM

Classiclll さん、どうもです。
興味は大ありなのですが、最近の HyperCard 事情を知りません。勉強しながら覗いてみましょう。

Posted by: 秋山東一 @ January 9, 2006 06:30 PM

 遠山式はご存じですか。赤青眼鏡の立体視なんですが、もうほんとに今までのものとは桁違いの立体感です。いや、立体感というか、実在感というか。騙されたと思って、一度見てください。思わず写真に手を伸ばしてしまうと思いますよ。
http://www.jbook.co.jp/p/p.aspx/4093855188/i/
http://www.fukuicompu.co.jp/news/release/before/20041101t.pdf

Posted by: いしかわじゅん @ January 9, 2006 02:57 PM

なんと云うことでしょう。1968年5月の「都市住宅」の創刊号(定価350円)が出てきたではありませんか。
創刊号と「都市住宅」臨時増刊・住宅第○集は処分してなかったようです。あっ、それに創刊100号記念・総特集カタログ「都市住宅」(1976/02・定価800円)もありました。
創刊号の表紙は赤が退色しまいアナグリフ(anaglyph)の意味を成しませんが、【カタログ「都市住宅」】の表紙に創刊号表紙を再現していました。こちらは未だ退色してません。

Posted by: iGa @ January 9, 2006 01:56 PM

ずいぶん前に更新が止まっているようなんですが、HyperCardで遊び始めた頃、雑誌に寄稿されていた作家さんのサイトです。
HCで動きのあるステレオグラムを発表されています。いつか真似したいと思いつつ、何年もたってしまいました。
興味がおありなら、訪れる価値があるかもしれません。
http://www.12kai.com/evfile/

Posted by: Classiclll @ January 9, 2006 12:06 PM