● Märklin / MAXI | [ ABOUT , MODEL RAILROAD ] |
もうすでに久しいことだが、新しく MAXI のモデルが登場することはない。
しかし、その歴史を記録するウェブサイトはある。
このサイトは MAXI の全てのモデル網羅し、その全貌を記録した、MAXI 大全というべきものなのだ。
Märklin MAXIは1994年に導入され、1994/1995カタログに初めて登場した。
Märklin としては、その頃、ラインナップしていた1930年代のブリキ玩具の復刻の流れで、新しくブリキ玩具版の1番ゲージのラインナップを作り出すことが最大の目的だったのであろう。又、スティール製であっても十分な防錆能力を持つことをアッピールし屋外でも走行可能……、Gゲージへのカウンターという狙いもあったのであろう。
これは、ブリキ玩具の1番ゲージ、それも1/32というスケールを守った……ファインスケールに近い形のモデル……、それは私の望むものであった。
1996年から2000年にかけて最も多くのモデルが登場し……、MAXI が一番元気であった時代だ。
その後、Märklin の中で、MAXI と1番ゲージの製品の違いはなくなっていった。MAXI で登場した最後のモデル、独国鉄の小型ディーゼル機関車 V60 のモデルはダイキャスト製で、ブリキ玩具とは言えないものであった。
その後、MAXI は10年余り続いたが、徐々に多くのモデルがカタログからなくなり、2005年のカタログで終わった。
今では、手に入れるのは eBay だけとなったが、今もって、MAXI は、私を夢中にさせるのである。米国近代型のディーゼル F7、バイエルンの凸電 E69 は、これだけあればいい……と言える機関車群、ブリキ玩具の1番ゲージ……、その華なのである。
私が最初に Märklin MAXI を見たのは、1996年2月、ウィーンの玩具店の店頭で可愛らしい蒸気機関車 ( T3 ) だった。しかし、実際にゲットしようと思ったのは、1997年5月の渋谷レオのショーウインドで、UP の F7 の黄色い鉄板を見てのことだった。
● aki's STOCKTAKING: Märklin MAXI
その後、米国の通販から6月にゲットとなったのだ。
ちょうど、MAXI の最盛期……だったのだろう。米国近代型だけでもいろんな車両が登場して忙しかった。
その後、ちょっと厭きた時期もあったが……、23年という時間が経った今がある。