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日本木造遺産

Architecture , BOOKS

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日本木造遺産
千年の建築を旅する

撮影: 藤森 照信
写真: 藤塚 光政

ISBN: 978-4418142415
出版: 世界文化社

価格: 2,484-円(税込)


先日、川崎市立の「日本民家園」で船頭小屋を見たばかりだが、あんな小さくて見つけにくい物、まぁ、民家と言っても名主の屋敷級が立ち並ぶ民家園の中でも鼻クソ級の物なのに……、ネットを探ってみると……、良く知られているのに驚いた。

それは本書の影響が大きいのに違いないのだ。

本書は日本の木造建築23件を木造遺産として写真家・藤塚光政氏が撮影した写真に、あの藤森照信・名誉教授が理屈をこねるという体裁、最後に木質構造物の腰原幹雄・教授が各々を解説するという構成だ。

その23件は、日本有数の高名なる木造建築物、平等院・鳳凰堂、錦帯橋、松本城、三十三間堂、嚴島神社等々、そんな大物の数々……、その中に唯一の一坪の小屋、褌姿の船頭が屯していた小屋があるのだ。

それが、「わずか一坪に凝縮された日本建築史 」と大絶賛されているものなのだ。


目 次     [太字は一応見たことがあるもの、青字は最近見てブログ記事にリンクしてあるもの]
まえがき 藤森照信

01 浄土寺 浄土堂 兵庫県小野市  重源の柱が生んだ衝撃空間
02 平等院 鳳凰堂 京都府宇治市  洲浜にこの世の極楽浄土を見る
03 錦帯橋 山口県岩国市  空飛ぶ三五メートルのアーチ
04 松本城 長野県松本市  水面から天を突く天守閣の美
05 大瀧神社 福井県越前市  日本の屋根は最後にここに行き着いた
06 奈良井宿・中村邸 長野県塩尻市  木の国の町家のファサード意識
07 金峯山寺 蔵王堂 奈良県吉野郡  六八本の巨大柱に生命が宿る
08 旧金毘羅大芝居(金丸座)  香川県仲多度郡  江戸時代の歌舞伎空間を伝える梁の圧巻
09 赤神神社 五社堂 秋田県男鹿市  風雪の地に佇む五連の社
10 臨春閣 神奈川横浜市  遊びに満ちた数寄屋建築の極み
11 投入堂 鳥取県東伯郡  自然のエッセンスを見せる額縁
12 屋根付き橋 愛媛県内小町  屋根のある太鼓橋は何のために?
13 蓮華王院 三十三間堂 京都府京都市  世界最長横長宗教建築の謎
14 出雲大社 御本殿 島根県出雲市  太陽に向って伸びる岩根御柱 
15 笠森寺 観音堂 千葉県長生郡  岩山のてっぺんまで登った懸造
16 成巽閣 石川県金沢市  母の隠居所は華麗優美な書院造
17 会津さざえ堂 福島県会津若松市  世にも不思議な二重螺線建築
18 菅の船頭小屋 神奈川県川崎市  わずか一坪に凝縮された日本建築史
19 富貴寺 大堂 大分県豊後高田市  阿弥陀様にすがる祈りの縦長空間
20 瑠璃光寺 五重塔 山口県山口市  世界で一番「樹」に近い塔
21 坪川家住宅 福井県坂井市  入母屋造に漂うのは縄文の気配
22 茶室 如庵 愛知県犬山市  溢れる工夫と情感は有楽の真骨頂
23 嚴島神社 広島県廿日市市  鳥居の向こうは神が住まう寝殿造の神殿

構造学の眼で見た木造建築23 腰原幹男

あとがき 藤塚光政
所在地及び問い合わせ先一覧

一応、見たというか眼前にあった……という経験、それがあった物を太字にしてみた。23個中8個しかない……、とにかく、見てない物ばかりだなぁ……。

まずは、近場の三渓園、笠森寺に……、そして、機会をみて投入堂……だな。


追記 160206

今月の秋山設計道場2016は山口で開催である。
従って、このリストの二つ、瑠璃光寺五重塔、錦帯橋を見ることができそうである……、というよりも見るつもりである。


追記 160226

瑠璃光寺五重塔はしっかり見た、錦帯橋はお預け……、まぁ、一勝一敗といういうところだ。


追記 170225

浄土寺・浄土堂を見ることができた。あんな、辺鄙なところにあって……、大いに感銘した。
これで23個中10個……、まだまだ、先は長い。


Posted by 秋山東一 @ January 22, 2016 12:01 AM
Comments

飛曇荘さん、どうもです。
一応、松本城は見た……ということにしてみたのですが、じっくりと見学してみたいものです。
この中で見た……と、ちょっと自慢できるのは「会津さざえ堂」ぐらいかな……。

Posted by: 秋山東一 @ January 22, 2016 09:33 PM

松本城にもぜひ!

Posted by: 飛曇荘 @ January 22, 2016 07:58 PM