面白い本 | [ BOOKS ] |
彼が本書について「……どうにも手放しがたい「ワンダフルライフ」が、一番最初に紹介されていました。それできっとこの本はよい本だろう、と思い込む。」と言っているのに反応……したのだ。
私めも大昔に読んだ「ワンダフル・ライフ」は面白かったなぁ……。そいつを推奨しているならば……間違いあるまいと手にしたのであった。
帯には「この100冊を 読め!」なる文字が……、横には中年のオッサンの顔が……、この方はノンフィクション本の書評サイトHONZの代表にしてマイクロソフト社長を務められた成毛 眞 (なるけ まこと) 氏なのだ。
私も、読書といえばノンフィクション……なのだ。……読め!という100冊がいかなるものか……開いてみたのだ。
1 ピンポイント歴史学
真面目にオーパーツ
現在日本民俗学
国家という悪魔
2 学べない生き方
破天荒すぎて学べない
脱力しすぎて学べない
天才すぎて学べない
箸休め お得な本の算出法
3 ヘビーなサイエンス
不都合なヒトと合理的な生き物
地球の真実
読ませる医学
数学・工学のドラマ
4 シチュエーション別読書法
トイレット・ライブラリーのススメ
電車の中で読んではいけない
子どもといっしょに読む絵本
箸休め 目が離せない翻訳者
5 嘘のノンフィクション
ウソか? マコトか?
ウソとマコトの実話
6 タイヘンな本たち
手に負えない人たち
突き抜けた人生
箸休め 足でしか見つけられない、意外な秀作
7 金と仕事とものづくり
さまざまな仕事
経済学というアート
8 事実は小説より奇なり
運命に翻弄される人たち
命からがら
9 鉄板すぎて紹介するのも恥ずかしい本
あとがき
この aki's STOCKTAKING: で紹介している、マイナーな本の数々、「絵本 夢の江戸歌舞伎 」、「コンテナ物語―世界を変えたのは「箱」の発明だった」や、「脱出記―シベリアからインドまで歩いた男たち」なんてのがあるのが……大いに満足であるのだ。
そして、一番うれしかったのは Harvard business school press の「イノベーションのジレンマ」が第7章にあったことなのだ。
実は、「イノベーションのジレンマ」の kindle 版を、内容も知らずに、操作ミスで間違って購入……、大変、不愉快に思っていたのだが、本書に選ばれているということで、安心して読み始めたのである。