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Märklin / MAXI / F7

MODEL RAILROAD , TRANSPORT

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もし、Märklin が tin plate 製の MAXI を出さなければ……、又、そこに F7 機関車がなければ、あのようなレイアウトを作れるような線路を用意し、何編成かの列車を走らせられる車両を手に入れることはなかったであろう。

とにかく、この鉄道模型なる世界(Model Train というよりも Toy Train というのが適当と思うが……)に手を出すような事もなかったであろう。

小学生の頃、友人の家で遊んだ3本レールのOゲージの鉄道、機関車一両しかなくても面白かった。母にねだって電車の組立キットを買って叔父達に組み立ててもらった夏休みの事……、鉄道模型はいつも遠くに憧れのようにあったのだ。

やはり、友人の家で見た雑誌 LIFE にあった米国の鉄道風景、そこに巨大な流線型の機関車、そして長大な貨物列車の姿、長さは1哩もあって……、1950年代の米国の鉄道……、これも小さな頭に擦り込まれていったのだ。

大人になってからも、ずっと興味もあったし、いろいろ読んだり……していたが、実際にレールの上に機関車を走らせる事はなかったのだ。

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そして50年近くも経って、1997年5月に渋谷のメルクリン屋、LEO レオで UNION PACIFIC の F7 の車体、黄色い鉄板 tin plate を見てしまったのだ。
Märklin MAXI

もちろん、MAXI の存在は知っていたが、軽便鉄道風のスケールも何も気に入るものではなかったのだ。あのプレスされた黄色い鉄板に F7 機関車の存在を感じたのだ。それが、今回の「aki's STOCKTAKING / off line」の可喜庵での和室16畳にレイアウトの始まりだったのだ。
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私にとっての鉄道模型はシーナリーも何もいらない、線路と列車……、そして少々の鉄道施設があれば十分なのだ。機関車が曳く貨車の列、その最後を務めるカブース……、それらが走っていく姿を見られればいいのだ。

その風景は想像力の作り出す世界なのだ。又、そこに精密なディテールもいらない、それよりも、その機械の存在を感じさせるしっかりとした物、その存在感があればいいのだ。

それは模型というよりも玩具の範疇で十分なのだ。

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Layout@KAKIAN /test


Posted by 秋山東一 @ August 31, 2011 11:44 AM
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