Märklin / MAXI / F7 | [ MODEL RAILROAD , TRANSPORT ] |
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もし、Märklin が tin plate 製の MAXI を出さなければ……、又、そこに F7 機関車がなければ、あのようなレイアウトを作れるような線路を用意し、何編成かの列車を走らせられる車両を手に入れることはなかったであろう。
とにかく、この鉄道模型なる世界(Model Train というよりも Toy Train というのが適当と思うが……)に手を出すような事もなかったであろう。
小学生の頃、友人の家で遊んだ3本レールのOゲージの鉄道、機関車一両しかなくても面白かった。母にねだって電車の組立キットを買って叔父達に組み立ててもらった夏休みの事……、鉄道模型はいつも遠くに憧れのようにあったのだ。
やはり、友人の家で見た雑誌 LIFE にあった米国の鉄道風景、そこに巨大な流線型の機関車、そして長大な貨物列車の姿、長さは1哩もあって……、1950年代の米国の鉄道……、これも小さな頭に擦り込まれていったのだ。
大人になってからも、ずっと興味もあったし、いろいろ読んだり……していたが、実際にレールの上に機関車を走らせる事はなかったのだ。
その風景は想像力の作り出す世界なのだ。又、そこに精密なディテールもいらない、それよりも、その機械の存在を感じさせるしっかりとした物、その存在感があればいいのだ。
それは模型というよりも玩具の範疇で十分なのだ。