奇跡の団地 阿佐ヶ谷住宅 | [ Architecture , BOOKS , JEDI ] |
奇跡の団地 阿佐ヶ谷住宅
著者: 三浦 展/大月 敏雄/志岐 祐一/松本 真澄
ISBN: 978-4860730451
出版社: 王国社
価格: 2,100-円(税込)
第五回アースダイビングへの案内に、いつもの企画者 iGa さんは「……これが阿佐ケ谷住宅を見る最後の機会かも知れません。散りゆく桜花を愛でながら1950年代のモダニズムに想いをはせるアースダイビングとなりそうです。」と書いていた。
そんな阿佐ヶ谷住宅の本が登場、これはこれは……というわけで、早速手に入れたのである。
本書は編集者・三浦展(みうらあつし)のもと、三人の建築専門家の手になるものだ。とても平易に一般書として書かれたものだ。
第1章 阿佐ヶ谷住宅と建築家たち
第2章 阿佐ヶ谷住宅設計の舞台裏
第3章 住まわれた阿佐ヶ谷住宅
第4章 阿佐ヶ谷住宅のテラスハウス
あとがき
その豊かな場所も、半世紀過ぎた今、消え去ろうとしている。
● ONE DAY : 第五回 アースダイビング<善福寺川+阿佐ヶ谷住宅>その2
前川のテラスハウスの断面図を見て気がついた。その「ヘの字」型の屋根は、私にとって極く親しいものだ。長短二つの屋根面のどちらを南面させるかの違いはあるが、階段・吹抜けのある傾斜天井の断面形は同じなのだ。ソーラーシステムを持つ私の断面計画では長辺を南面させている。松本のBe-h@us・飛曇荘がその形である。
HOW BUILDINGS LEARN 流に言えば、50年間にわたって建物は学んだのである。その緑の生長とともに、建物も成長してきたのである。
しかし、建物の6つの層、レイヤーの内、最も変わらないとされている「敷地 SITE」が変わってしまう……、その価値、価格が上がってしまって、建て替えというような事態になるのは……、決して望ましいことではないだろう。
讃岐のショップマスターこと、ベーハ小屋の菅氏も、最近、「阿佐ヶ谷住宅」を訪れたようだ。
● ShopMasterのひとりごと : 奇跡の団地 阿佐ヶ谷住宅
● ShopMasterのひとりごと : 阿佐ヶ谷住宅