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飛曇荘 / お披露目当日

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春めいた青空の下、3月22日土曜日11時過ぎ、宗亭さん美登利屋工務店の用意した桧の丸柱に貼った「完成見学会」の貼紙に「ほぼ.........」と書き加え、見学会が始った。

佐賀井君と一緒に運んできた喜多村知先生の「ぶどう棚」のスケッチを、宗亭さんのお持ちの絵と共に壁に掛けられ、「喜多村知展覧会」も同時開催なのだ。


現場監督の美登利屋工務店の佐藤さんの報告、写真をEメールで確認している。

しかし、実際に見るのとは大違い、はてさてどんな仕上がり具合なのかと大いに心配であったのだ。
しかし、それは杞憂であった。二三の修正可能な小部分を覗いて、十二分に満足のいく仕上がり具合に大いに満足したのであった。

この飛曇荘、長野県住宅供給公社の分譲宅地の仕事で、形式的ながら公社の設計という形をとる。公社の仕様に基づいた設計、それに緊密な打合せを必要とする。そこで、旧知の美登利屋工務店の設計施工という形で、当方は基本設計から実施、施工に至るまで、スケッチと文書、口頭での指示等で設計を為した。

美登利屋工務店の森さん、特に現場担当の佐藤さんのご苦労は並大抵のことではなかったのではないかと想像するが、深く深く感謝するのである。又、そのような贅沢な設計をお許し下さった宗亭ご夫妻にも感謝、感謝なのである。

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多くの見学者で賑わった二日間となった。

美登利屋工務店は長野を拠点としている関係もあり、遠く長野からの見学者の方々がたくさんおられた。又、初めてお会いする長野、松本で住宅の設計をされている建築家の方々もたくさんおられた。飛曇荘の設計のポイントを引き締めてくれた材料を提供して下さった木曽アルテック社の斉藤さんも来てくださった。それに、遠く浜松から渋滞の高速道を駆使.......して、小池創作所の小池さん、上村さんにも来ていただいたのだ。

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いらっしゃっていただいた方々のウェブサイトのURLをいただいた名刺からリンクしておこう。

 ● 森の家 誠設計事務所
 ● dics Website Top
 ● news設計室
 ● HAL設計室
 ● 株式会社サンビーム|総合デザインプロダクション


Posted by 秋山東一 @ March 24, 2008 05:57 AM
Comments

dics さん、どうもです。
あの樋隠しは木曽の民家の物を踏襲したものです。しかし樋が付いていないのにあったりして、どうも板葺きの屋根の軒先の意匠を整える役割ではないかと地元の人が言っておられました。今回、板の高さをちょっと高くして雪止めの機能を持たせてみました。

Posted by: 秋山東一 @ March 24, 2008 09:14 PM

TBaありがとうございます。
さらに本文にリンクまでしていただいて…m(__)m
(この中のHAL設計さんは知り合いです)

美登利屋工務店さんからも説明されましたが、軒先の横樋隠しの造作は、感嘆するばかりでした。
この松本地方で、何年かに一度くらいの頻度で4〜50センチ積もる雪に対しても、樋は持ちこたえるだろうと思います。

Posted by: dics @ March 24, 2008 10:54 AM