アラン・ケイ | [ BOOKS , Computer ] |
アラン・ケイ
著者: アラン・C. ケイ Alan Curtis Kay
監修: 浜野 保樹
翻訳: 鶴岡 雄二
ISBN: 978-4756101075
出版: アスキー
価格: 2,447-円(税込)
パーソナルコンピュータの概念の創始者も68歳になる。2003年から06年にかけて京都大学大学院情報学研究科で客員教授も務めた。会見では「建築家が建築物が自分の死後に完成することを知りながら最大限努力するように、私もそのような気持ちで教育に携わっていきたい。」と語ったそうだ。
1992年出版の本書はアラン・ケイについての唯一の単行本だが、残念なことにすでに絶版のようだ。
アラン・ケイは "WHAT THE DORMOUSE SAID" の訳書『パソコン創世「第3の神話」』にも、もちろん登場するが、アラン・ケイの書いた一冊の本というものはない。本書に掲載されているパーソナル・コンピュータ開発史上、重要な著述、論文は、Scientific American のような雑誌に掲載されたものでしかないのだ。本書の資料室、評伝の数々の写真、図版は非常に興味深く貴重なものなのだ。
先日、25歳の誕生日を迎えた Macintosh、その誕生時の物語「REVOLUTION in The Valley」の各章の扉に掲げられた巻頭言の一つは、アラン・ケイのあの有名な一言である。
栗田さん、どうもです。
そんなことがあったのですね。栗田さんが Logo のエバンジェリストでいらした頃ですね。
Apple II で動く Logo がありましたが、私は、その頃の Apple の広告代理店で、シーモア・パパート博士にお会いしたことがあります。
京都賞を受けたのが2004年で、あのときはまだ京都大学の客員教授でしたね。
Dr. Alan Curtis Kay 京都賞
http://ysfc.weblogs.jp/chronofile/2004/11/dr_alan_curtis_.html
その昔、アラン・ケイとはMITのメデアラボで会いました。
それも変なきっかけで。
彼のオフィスにあるコピーマシンを借りたのです。
そこにコピーマシンがあることを教えてくれ、貸してもらえるように協力してくれたのはシーモア・パパート博士でした。
なにをコピーする必要があったかというと、それは彼が見せてくれたLEGOの新製品(コンピュータ言語Logoと接続できる)マニュアルをどうしても日本へ持ち帰りたかったからでした。今となっては楽しい思い出です。