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Märklin metall / W196 Streamliner

Car , TOYS

aw_W196_1.jpgこんな流線型のレーシングカーをアンディ・ウォーホールがポスターにしている。

このレーシングカーはメルセデスベンツ W196 という。1954年のグランプリレースに登場した。

同じメルセデスの W125のポスターで「アンディ・ウォーホールの手にかかると、全ての物が神性を帯びてくるような気がする.........」と書いたが、この車の登場も、まさしく神話であるのだ。


この W196 も、メルクリン märklin 製のブリキのゼンマイ動力の自動車がある。
それも全長310mmの大きさ、300SLW-25 と同じく Märklin Museumsmodell メルクリン・ミュージアムモデルとして銀色の箱に収まっているのだ

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W196_str_4.jpgこの W196 は1954年、戦後初めて F1 グランプリレースのレーシングカーとして登場した。それも前代未聞、このような流線型のボディを纏って登場したのだ。高速サーキットとして知られる Reims ランスのフランスGPレースで1位2位となりそのデビューを飾ったのであった。

W196 は通常の四輪のタイヤをむきだしのオープンタイプも用意され、コーナーの多い中低速のテクニカル・サーキットにはそれがもちいられた。

これらで戦前のシルバーアローズの再来として大いに活躍したのだが、翌年1955年のル・マンにおいて、W196 の系譜である 300SLR が観客を巻き込んみ死者82人という自動車レース史上最大の事故を起こし、メルセデスは全ての自動車レースから撤退することになったのだ。


このメルクリンは、とても大きいのだが全長310mmもある。精密な模型というわけではないブリキ玩具として、ノンスケールというべきだがプロポーションは美しいのだ。
実車のホィールベースは 2350mm で、このメルクリン版は 165mm あるから、7/100 ということになる。スケールは 1/14.3 という大きさだ。

手に入れた時には、ウォーホールのポスターと同じくスッピンであったが、ちょっと淋しいので、赤いナンバー 1 8 を貼ってみた。シルバーに赤はなかなか美しい。

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 ● aki's STOCKTAKING: Märklin metall /W196

メルセデスベンツ博物館(Mercedes-Benz Museum)での実車の写真が数多くある。
 ● Classic Car Photo Gallery - Mercedes-Benz W196R Streamliner 1955

Posted by 秋山東一 @ March 5, 2008 07:35 AM
Comments

今井さん、どうもです。
このメルセデスの W196 は、ちょこっと言及しているオープンタイプの W196 も持っていますので続いて公開いたします。

Posted by: 秋山東一 @ March 5, 2008 05:38 PM

何か生き物のような雰囲気が感じられます。このブリキモデルも是非見てみたいです。(すでに公開していらしたらごめんなさい)。よろしくお願いします。

Posted by: 今井孝昌 @ March 5, 2008 09:43 AM