チョコレート工場の秘密 | [ BOOKS , Cinema ] |
最近、一番流行っている映画って、ティム・バートン監督、ジョニー・デップの「チャーリーとチョコレート工場の秘密 CHARLIE AND THE CHOCOLATE FACTORY」らしい。
ロアルド・ダール Roald Dahl の原作の翻訳本「チョコレート工場の秘密」は昔読んだことあるなぁ、なんて考えていたらでてきた。1983(昭和58)年11刷・評論社発行の田村隆一訳のものだ。ところがこれって、もう絶版らしい。
代わって同じ評論社から柳瀬尚紀訳の新訳が登場なのだ。これがすこぶる評判が悪いのだ。それなら原書なのだ。
Charlie and the Chocolate Factory
Puffin Novels
Roald Dahl/著
ISBN: 0141301155
出版社: Penguin Group
価格: 832-円(税込)
古い田村隆一訳のものの挿絵って J・シンデルマン Joseph Schindelman っていう人のものだが、いかにもクラシックなのだ。新しいもののはクェンティン・ブレイク Quentin Blake、これはとてもモダンなのだ。
ほぼ原作にそってお話は進むのだが、ジョニー・デップ演ずるウイリー・ウオンカ自身のお話が絡んで、原作の子供向けの平坦な話が、より深みのある話になっているように感ずる。映画は二つの挿絵よりも、もっとすごいって感じ、一つのテーマパークの入り口から出口まで、ウンパルンパのダンスショー付きで、一気に走るって感じなのだ。
この映画が冒頭から見せてくれるワンカ・チョコレート工場の外観がすごい、一つの丘のように迫ってくる未来派のアントニオ・サンテリア Antonio Sant'Elia のドローイングを思わせる建築がすばらしいのだ。
その工場からでてくるワンカ社の赤いトラックや赤い自転車(ソレックスだったな)なんか、とても玩具みたいですてきなのだ。
ワンカ・チョコレート工場の建築は、ピンク・フロイドのレコードジャケットでお馴染みのバターシー発電所も思い起こさせるものであった。
● aki's STOCKTAKING: Battersea Power Station
私は見ていませんが、1971年、ロアルド・ダール自身の脚本で制作らしいですね。
今回のウンパルンパのミュージカルショウはすごい、ですよ。宇都宮なら映画館の一つや二つあるんじゃないかなぁ。
ずいぶん前に、レンタルビデオで「夢のチョコレート工場」を見たときは、しばらく、ウンパルンパ、ドゥンパディドゥ♪が耳から離れませんでした。あまりよくは覚えていないのですが面白かったです。今度はセットも楽しみに「チャーリーと...」も見てみよっと!(近くに映画館がないのでDVDになってからだと思いますが)
「夢のチョコレート工場」
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00005QWS6/qid=1128998283/sr=8-1/ref=sr_8_xs_ap_i1_xgl/249-5952981-4430747