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工作少年の日々

BOOKS

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工作少年の日々
集英社文庫

著者: 森 博嗣

ISBN: 978-4087462548
出版: 集英社

価格: 500-円(税込)

先日、「森博嗣の道具箱」をエントリーしたが、皆さんが話題にしている本書「工作少年の日々」を遅ればせながら読んだのである。

「作れ!」と大書きされたオビには「工作系ミステリィ作家の...........」とある。最近、この「.....系」というところに、ちょっと関心なのだ、

先日の「川の地図辞典・出版記念ウォーク」で、同じ道を歩いても、見るところが違う......という事に気がついて「文系.......」を感じたのだ。まぁ、こちらが何系なのかは.......なんともではあるが、文系でも理系でもない........建築系とでも言わないとカッコがつかないのだが、それもそうでもないような........。この工作系・森博嗣の本書には大いに啓発されたのであった。


目次
 01 | 散らかしの法則
 02 | 不器用と不得意
 03 | 憧れの工具
 04 | 洗濯機の排水と粗大ゴミ
 05 | ワープロ航法
 06 | トンネル工事
 07 | 工作スペース
 08 | 工作と健康
 09 | 工作材料の備蓄
 10 | 僕の小説の書き方
 11 | 忙しさとは
 12 | 適材適所
 13 | 時間の使い方
 14 | 設計図どおりにいくか
 15 | 模型屋慕情
 16 | 飛行機の証明
 17 | 線路が好き
 18 | 小説という工作
 あとがき
 解説 萩尾望都

世の中に、模型・工作をあつかった本はあまたあるが、模型・工作の「思想」あるいは「哲学」を語った本はない。今まで読んだ本の中で、唯一、平岡幸三氏の「ライブスチームのシェイを作ろう」にそれはあったが、本書は小説家・森博嗣の「模型・工作論」なのである。

森博嗣の「森博嗣の道具箱」の解説を平岡幸三氏が書かれているのは、決して偶然ではないのだ。


追記 080404

栗田さんも貸したまま戻ってこない単行本の代わりに文庫本を手入れられたそうだ。
 ● CHRONOFILE: 工作少年の日々 文庫

森博嗣の小説は読んだことはないが、本書はなかなか面白かった、皆さんどうです。500-円ですし..........。


Posted by 秋山東一 @ April 4, 2008 05:49 AM
Comments

今、『工作少年の日々』を買ってきました。Amazonで買えばいいのですが、つい書店めぐりをしてしまいます。いい本を紹介してくださりありがとうございます。近日中にエントリーをもうけます。

Posted by: 今井孝昌 @ April 7, 2008 05:51 PM

今井さん、どうもです。
ぜひぜひ..........、ご感想のエントリーを期待いたしております。

Posted by: 秋山東一 @ April 7, 2008 11:10 AM

今日早速買います。模型屋慕情が面白そうです。『森博嗣の道具箱』はいつも机の上におき、気に入ったページを開いては読んでいます。

Posted by: 今井孝昌 @ April 6, 2008 07:50 AM