LEICA M-E | [ Camera ] |
ボディにレンズ……だけでは、カメラは使えない。まずは、首にぶらさげておかないと……。
そこで、ULYSSES なるブランドのネックストラップ、クラシコ・ドリットを選んだ。サイズはM、色はブラウンだ。
LEICA の純正品より手作り感があって上等だ。
それに、初めての35mmフルサイズセンサーのカメラだ。
LEICA M-E は2012年10月発売……、むろん最新型ではない。M-E の E はエントリーモデルの意……、二つの機能を省いている。
M型特有のボディ前面のブライトフレーム・セレクターレバー、ボディ側面のUSBコネクターの二つだ。復刻された SUMMARON-M 28mm f/5.6 では、6ビットコードで自動切替えなのだ。USBコネクターなんて X1 でも試しに使ったという程度……不要な機能だ。
でも、最初のフルサイズの M9、M9-P と中身は同じ廉価版 (まぁ、ライカですから廉価と言っても……) として発売されたものなのだ。
M型ライカはデジタルでも撮影者を甘やかすことはない。そこには自動でピントを合わせてくれる機能も、自動で手振れを補正してくれる機能もない。
唯々、ずしりと重い機械を支え、距離計を駆使し、慎重にシャッターボタンを押さねばならないのだ。
それが LEICA なのだ。
● aki's STOCKTAKING: LEICA M-E + SUMMARON
● aki's STOCKTAKING: ANTHRACITE
● aki's STOCKTAKING: SUMMARON-M 28mm f/5.6
● aki's STOCKTAKING: LEICA M10
はい、ご明察です。まさしく愛玩物……、革紐で首からぶら下げておかないと不測の事態に……であります。
世にM型ライカ、M3 が登場して60余年、その時、日本メーカーはこれはかなわんと思って一眼レフへとシフトし、世の中、一眼レフにあらざればカメラにあらず……という時代が長かったのですが、デジタルの時代になって、ライカは息を吹き返しました。レンジファインダーを覗いて撮るという行為が再発見されたように思います。
デジタル時代にあっても、軍艦部に収まるのは精密なレンジファインダー、今後永く使えると思いました。
ズマロン様の御玉顔を拝し奉り、恐悦至極にございます。私が想像するよりオールドファッションで、デジタルとは言え、原型通りの本体の甲斐もあると思いました。デジタルの世でこそ古いレンズが新しい意味を持つのも素晴らしいと思います。ストラップがなにやら愛犬のリードにも見えてきました。猫派の秋山さんには無縁かもしれませんが、革の紐で愛玩といった言葉が連想されました。
Posted by: kawa @ July 23, 2017 01:06 PM