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ANTHRACITE

Camera

L1061192.jpgAnthracite grey アンスラサイトグレーというのがこの色だ。

ちょっと青みがかったダークグレー……、「無煙炭」の意とのことだが、光の具合で、青みがかったり、緑がかったりと表情を変える。

ライカ M シリーズで、唯一この塗色を標準とする LEICA M-E (Typ220) を、あのズマロン SUMMARON-M 28mm f/5.6 を付けるボディとして選択した。

L1061184.jpg


アンスラサイトグレーの軍艦部にあるのは梨子地シルバーのホットシュー、シャッタースピードダイヤルとシャッターレリーズボタンの三点のみだ。

ここに同じ梨子地シルバーのズマロンが装着されればツートーン……、美しい。

唯一の色物は前面真中、おなじみの赤ポッチ、ライカのロゴだ。このグレー色にベストマッチなのだ。

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M型ライカは、シルバークローム、ブラックの基本色の他に、時に特別色のものを提供している。

サファリなる名称で、全くの軍用色オリブドラブとか……、ミリタリーそのものだが、ちょっと魅力的だ。

Leica M-P(Typ240) サファリ

XF-63.jpg


第二次世界大戦中、軍に供給されたライカにはグレー塗装の物があったということだ。

この ANTHRACITE なるグレー色にミリタリーを感じるのは、第二次世界大戦独軍タンクの初期の塗装色、ダークグレイ(ジャーマングレー)と同じ色味の所為かもしれない。


Posted by 秋山東一 @ July 20, 2017 03:25 PM | TrackBack (0)
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