私と LEICA M-E | [ ABOUT , Camera ] |
新しいカメラは LEICA ライカ、2012年型の LEICA M-E だ。
この写真は鏡の前で自撮り、画像を反転させて作った。
「LEICA M10」なるエントリーで、「何か、写真屋の家系の血が騒ぐ……。」と書いたが、私は建築屋のはしくれだが、写真屋三代目の血が流れているのだ。
明治時代、米国サンフランシスコで写真術を修業して帰国した祖父が茨城県水戸市に「カドフジ」なる写真館を開業、その息子である父は東京写真専門学校を卒業し、小西六写真工業に就職したのだ。将来的にはその写真館を引き継ぐべく運命づけられていた。
その後の秋山家の諸々は、このブログの [ ABOUT ] に書いたが、私は祖父・父の血を引いているのである。
1953年、父が中国から帰国し、小西六に復職した。そして、ほどなく彼が手にしたのは発売されたばかりの LEICA M3 であった。
私も……、この歳になって、やっと、M型 LEICA を手にしたのである。
この LEICA M-E を手にして一ヶ月……未だ馴らし運転中、徐々にその重量感、操作感に慣れつつある。
しかし、そのレンジファインダーという光学的機構には慣れが必要だ。それも、自身の光学的仕掛け、眼の能力が大いに関係してくる。
当方の眼、経年変化も大いに感じる、老眼であることはあまり関係ないが、乱視はちょっと問題……、ブライトフレームはきちんと見えるが、ファインダー下部の赤LEDの数字が滲んで、くっきりすっくりと見えない……のだ。
右目が乱視……、ファインダーを覗く方が具合悪いのだ。まぁ、このカメラの場合、左目で覗くわけにはいかない。
まぁ、慣れるよりしょうがないのだが、最終的には白内障の手術によって解決する外ないのであろう。