吉祥寺キャットウォーク 1 | [ BOOKS ] |
吉祥寺のとある喫茶店というかスナック「キャットウォーク」、そこに集う諸々のお話なのだ。
いしかわじゅんさんにお会いしたのは1998年、吉祥寺にご自宅を建てる事でお会いし、それ以来ののお付合いだ。今お住まいのOMソーラー、フォルクスハウスの家なのだ。じゅんさんの吉祥寺生活はそれ以前からだから……、漫画家生活と同じく長いのだ。
月刊コミックビームに連載されている漫画を単行本化したものだ。本書、第一巻は八つのお話、一つ一つ独立した話しだ。いしかわじゅんさんはギャグ漫画家と言われているが、そのストーリーテラーぶりに感心なのだ。
小夏(余計な事だが、私の父方の祖母の名前は小春であった)なる女子高生と同級生たち、ヤクザのかおる、ゲイの作家と教授、キャバクラのモカ、元歌手の男、二つ目の泰平……。
キャットウォークを舞台に、それらがおりなす吉祥寺気分、ちょっとセクス、バイオレンス……、ごめん……。
本書を的確にとらえている批評があった。
● うだうだWeblog: いしかわじゅん「吉祥寺キャットウォーク 1」エンターブレイン