インクジェット時代がきた! | [ BOOKS ] |
本書の著者の一人、山路達也氏に見覚えありだが、本ブログにも取り上げた「マグネシウム文明論」の著者でもあった。ライターということだが、本書もインクジェット技術の専門家である山口修一氏との共著であるのだ。
現在、どこの家にでもあるインクジェットプリンター……家電量販店で、たかだか数千円で売られ、インクカートリッジの方が高価というものだ。それが、紙の上のプリントにとどまらず3次元までプリントしてしまうという時代……。
3次元インクジェットプリンターも既に数万円のレベルとなっているから、どこの家にもある……のは時間の問題なのだ。
序章 20世紀型ものづくりの終焉
第1章 インクジェットとは何か?
第2章 ケーキに印刷、家にも印刷
第3章 2次元から3次元の印刷へ
第4章 モノから医療へ
終章 インクジェットで未来はどう変わるのか?
おわりに インクジェットデジタルものづくり革命
主要参考文献
しかし、1970年代のマイクロプロセッサの登場が、パーソナルコンピュータという概念を作り出し、その物を登場させたわけだが、インクジェットが何を登場させるのか……、本書にはそのような視点が欠けているのは、週刊誌的な本書には無理な話しであろう。
やはり、この技術の進展について、個人個人が生産機械を所有し生産できるというパーソナルファブリケーションという視点が必要なのであろうと考える。
ネットからダウンロードしたデータを元に、各個人が所有するパーソナルファブリケータで必要な物を作り出す……、そんな未来を考えている。
Bemo さん、どうもです。そのようですね。
http://lunavast.com/?pid=39241828
誰でも手に入れる時代に、それをどう使っていくのか……、その考えが作られていくと思っています。
秋山 さん
DIY の3Dプリンターで,
RepRap(http://reprap.org/wiki/Main_Page) という、
5、6万円でキットが買えるものがありますね。