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特別展「八王子と鉄道」

Event , Hachioji , TRANSPORT

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iGa さんが教えてくれた、八王子市郷土資料館の特別展「八王子と鉄道」を見に行ってきた。

特別展「八王子と鉄道」|八王子市

1889 (明治22) 年、新宿・八王子間に開通した甲武鉄道から始まり交通の要衝と言われる一時代を概括する、なかなか充実した面白い展覧会であった。

今回はその前編、国鉄・JR 編という展示で、後編の私鉄編は四月からとなる。

その会場である郷土資料館の施設の老朽化、展示会場の貧弱さには驚いてしまった。やっと展示できているだけというレベルで展覧会が可哀そう……、その展示室の狭さが、国鉄篇、私鉄篇に分けた理由もよく分かる。

そして、図録をゲットした。……そこに屯しているオジサンに購入の意思を示すと、代金を受取り事務室から持ってくるという売る気の無さと、その印刷物としてのデザインレベルの低さには呆れてしまった。

しかし、中味は図版が多くて内容充実、A4判で全カラー80頁で400-円也は立派だ。

図録は、国鉄・JR 編という訳ではなく、私鉄編も一緒、今はなき八王子市街を走っていた路面電車・八王子電気鉄道から、高尾山のケーブルカー、そして、京王線の変遷をたどる。

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私の幼少の頃、八高線には蒸気機関車が走っている時代、八王子駅のレンガ造の機関庫、転車台も現役であった。京王線の終点は甲州街道に面する東八王子駅、船森保育園の裏側をかすめて走っていた。それらを懐かしく思い出したのであった。

今回の展覧会では、駅舎という建築にはあまり目を向けていない印象であった。この aki's STOCKTAKING では、1952年、八王子駅の駅舎はモダンな近代建築であったことをエントリーしていた。

 ● aki's STOCKTAKING: 八王子駅 /1952年

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国鉄八王子駅・北口駅舎の1952年の写真である。

その頃、駐留していた米軍人によるものだが、カラー写真での記録は貴重なものであろう。


Posted by 秋山東一 @ February 12, 2012 10:41 PM
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