SUBARU SAMBAR | [ Car ] |
スラッシュドット・ジャパンの記事で知ったのだが、富士重工業が軽トラック・バン「サンバー」の発売50周年を記念して、この青色の特別仕様車限定千台を発売とのことだ。
このサンバーも、トヨタ自動車との資本提携により、富士重工自社の開発・生産からの撤退、今後は同じトヨタグループのダイハツ工業からのOEM供給に徐々に切り替え、サンバーの生産は来年2月で終了とのことだ。
このサンバーについて興味を持ったのが、ブログ「go bee@t」……DIY歴ゼロから始めた、Be-h@usのハーフビルド生活……の kass さんから、サンバーの四駆導入の話を聞いてからなのだ。
● サンバートラック(go bee@t)
● 初四駆(go bee@t)
彼から聞いた「赤帽の軽トラ』の話も、ここにあった。
赤帽仕様全国赤帽軽自動車運送協同組合連合会が使用する車は例外を除き全てサンバーが使用されている。
これは赤帽が開業当時、軽自動車がまだ非力な車で耐久性もあまり高くなかった為、赤帽の組合員から「普通のエンジンでは赤帽の業務に耐えられない」という意見が出され、耐久性能や出力を上げた赤帽専用車両の製作を自動車メーカーに依頼したが、まだ小規模であった為に取り合ってもらえなかった中、唯一前向きな姿勢を見せたのが富士重工であった為とされている。
以来30余年を経て、2万台を超える車両が数年でリプレースされていく巨大な市場になった現在に至るまで他軽自動車メーカーの参入・納品は一切許可されていない。
サンバーはスバル360のトラック・バンのバリエーションとして生まれたんだから、RR であることは当然の事だ……というのに今更気がついた。VW Beetle が「カブトムシ」と呼ばれていたのに対して、スバル360は「テントウムシ」と呼ばれていた。Beetle を真似して軽自動車として作ったのがスバル360なのだ。
その RR{リアエンジン・リアドライブ)の機構が50年も続いていた事を驚異と思わねばならないだろう。
農道のポルシェという表現もいいが、4WD のサンバーは、あの KÜBELWAGEN キューベルワーゲンの末裔でもあるのだ。
わきたさん、どうもです。
現在、 銀婚式記念にて鹿児島旅行中であることを存じ上げておりますです。鹿児島は昔仕事で親しいところ……鹿児島ロイヤルは常宿でしたが、もちろん海側ではありません。
私も軽トラを常用するような生活を希求いたしておりますです。……。
いいですね〜。最近、学生と農業に関わっているので、この車、欲しいですね〜。
Posted by: わきた・けんいち @ August 22, 2011 06:32 PMKurita さん、ごぶさたです。
やぁ、すばらしい。4WD の必要性があるのかどうか分かりませんが、ここはぜひ「キューベルワーゲンの末裔」を気取ってください。期待しています。
タイムリーなエントリーに驚いております。
2年目をむかえた佐渡の生活、2台ある車の1台を軽トラにしたいと、夫婦で考えるようになりました。
飛行機仲間の軽トラには、鍬やスコップの農機具と一緒に泥のついたラジコン飛行機が無造作に積まれています。風を読んで、農作業を中断し、スロープでグライダーを飛ばして、また農作業に戻る。そんな先達たちの道具使いのみごとさに、みごとに応えている軽トラの魅力は図りしれません。
軽トラをドライブする日も近いかも・・・、そのときは当然リアエンジンですね!!
kass さん、どうもです。
すっかり、サンバーが VW beetle の親戚であることを忘れていました。サイトの説明図で後部駆動輪の後ろにエンジンがあるのを確認……当然なんだけれど、うれしくなりました。
正直なところ、それが必要で、それが機能している環境がうらやましい。
購入して1年、日常の足として不満なく使用しております。「セカンドカーに軽トラ」はおすすめの車生活ですよ。
RRは走り・積載性だけでなく、「静か」「運転席にエンジンの熱も伝わってこない」などの快適性にも貢献しているんですよね。機能的に優れたものが姿を消すというのは寂しいことです…