090306

テクテクノロジー革命

BOOKS

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テクテクノロジー革命 ~ 非電化とスロービジネスが未来をひらく
 ゆっくりノートブック2


著者: 藤村 靖+辻 信一

ISBN: 978-4272320325
出版社: 大月書店
価格: 1,260 -円(税込)

本書も、あの「愉しい非電化」を教えてくださった仙川の村松さんに教えていただいたのだ。

「愉しい非電化」では掃除機について反省したのだが、その後なにもしていないのだ。つい最近、電気炊飯器について反省.........炊飯について「非電化」へ移行と考え始めているのだ。

本書は環境運動家の辻信一氏が、発明家にして非電化運動家の藤村靖氏との対談を本にしたものだ。辻氏の「ゆっくりノートブック」シリーズの二巻目ということになる。


目次
はじめに   辻 信一

第1部 ● ある文明の終わりに

  「発明は必要の母」の時代
  「愉しさ」が主題になった
  私はアマノジャク
  息子の病気がきっかけで目がさめた
  新しいことはやってみなくちゃわからない
  わかっていることとわかっていることの組み合わせ
  ローカル化と非電化は発明家の出番!
  「なんだ、やれることはたくさんあるんだ」
  発電すればするほど地球を冷やす方法
  コピーライトばかりでなくコピーレフトを
  いいもの+安いもの+いい人がつくったもの
  悪い発明 vs. いい発明
  ちまちましたことを愉しくつづける
  発明家にとってもおもしろい時代がきている
  競争より感動
  繊細でもいい、でも、たくましく生きる
  科学はなぜ謙虚さを失っていくのか
  子供の言葉で科学の本質を伝える

第2部 ● 非電化+ローカル+ビジネス!

  エネルギーとはどういうものか
  電気のお話
  ハイブリッド車人気の陰で
  「オール電化住宅」という罠
  息の長い発明
  発明は「便利」や「豊かさ」を問い直す
  アフリカは本当に貧しいのか?
  モンゴルの遊牧民は何に困っているのか?
  非電化冷蔵庫 in モンゴル
  馬力発電機とバッテリー再生
  リープ・フロッグ—先進国をカエルのように飛び越える
  「ナイジェリアにも来てください!」
  非電化のジュース工場
  世界一「不幸せ」な国ぐにの幸せそうな人びと
  籾すりクラブ in ジャパン
  「いいこと」と「好きなこと」が重なるところ
  発明のテーマの見つけ方
  自給率を上げるローカルなビジネス
  藤村博士のちょっとスローな太陽光発電

おわりに   藤村靖之


まだ、頭の中で整理できていないが.........示唆に富む話が続々と........という感じであきることがない。氏が発明について「わかっていることとわかっていることの組み合わせ」と言っておられることに、設計と言い換えても同じことが言えるのではないかと考えているのだ。

さて、藤村氏の本拠地「非電化工房」は那須にある。見学会も開催されているようだから、行ってみようと思っている。そう、殻々工房も近くだしね。

 ● Atelier Non-Electric 非電化工房

Posted by 秋山東一 @ March 6, 2009 12:15 AM
Comments

六尺さん、ごぶさたです。お元気ですか。
一度、那須の非電化工房を見学したいと考えています。

Posted by: 秋山東一 @ March 6, 2009 08:27 AM

ご無沙汰ゐたしてをります。

偶然、同じ本(と著者及び関連書籍)について調べているところでした。
農業や建築を含めた、パーマカルチャーに興味があり、またその周辺で仕事が発生しそうなこともあり........でして。

Posted by: 六尺 @ March 6, 2009 12:58 AM