080923

Märklin metall / Geldtransporter

Car , TOYS

marklin1101_0.jpg [+]
いろいろと金融危機が叫ばれる今日この頃、時節柄というわけではないが Geldtransporter、現金輸送車である。
普通の車との外観上の違いは窓の部分がスリット状に細いというくらいだが、装甲車仕様なのであろう。全長380mmの Märklin metall シリーズの一台である。

他の Märklin metall シリーズの車両と同じく、ゼンマイ動力の梯子型シャーシーの上に、この空色のボディを架装したものなのだ。

Märklin metall /TankWagen のタンクローリーようなトラック系の運転席までは一緒なのだが、その後のボディが屋根付き荷室となっているのだ。もちろん、これは現金が入っているのだが、このシリーズの黄色い郵便車が有名である。

marklin1101_2.jpg

この車にはルーフキャリアが付いているのが特長だ。結構手作りしているのである。

marklin1101_3.jpg

marklin1101_4.jpg

marklin1101_5.jpg

marklin1101_6.jpg

この Märklin metall /Geldtransporter は思い出深いものがある。
メルクリンに Tinplate のこんなものがあるとは知らず、1994年訪欧の際、フランクフルト空港でブリュッセル乗継ぎの為の空き時間に空港内の玩具店を覗くとコレがあったのだ。ゲットと決めてから他の玩具を見ているうちに、どこかの男に横取りされてしまったのだ。
これはその後、ずいぶんと後だが、インターネットを通じてゲットしたものなのだ。もちろん、Märklin metall については十分勉強したあとだ。


Posted by 秋山東一 @ September 23, 2008 01:35 AM | TrackBack (0)
Comments

iGa さん、どうもです。
はい、紛らわしい妙な所にスプリングなのです。運転席のハンドル脇にハンドブレーキ風にゼンマイ動力をロックする仕掛けがあるのですが、その末端、動力部分を摩擦でロックする部分をスプリングで押さえているのです。
このゼンマイ動力は柱時計のゼンマイ並みの精密さですが、ガバナー(調速器)なんぞもついて、仕掛けもクラシックにして高級なのです。

Posted by: 秋山東一 @ September 23, 2008 11:19 AM

玉井さん、どうもです。
美しいでしょう。でも現金輸送車ってのが生々しい事ではありますね。
ここで紹介しているのは、みな1930年代のモデルのレプリカ、1993年に Reproduction された物です。この現金輸送車は5,000台作られたようですが、まあ、コレクターズアイテムになっているのかどうか分かりませんが、まだデッドストックで手に入ったりするようです。
このレプリカシリーズは、1990年にドイツ郵便の500周年記念として黄色い郵便車が登場したのが最初です。これも5,000台作られたようですが、コレクターズアイテムとしてとても高価でありますです。もちろん、持っていませんが、あまりの人気に2,000台追加で作られたようです。

Posted by: 秋山東一 @ September 23, 2008 11:09 AM

>掌中の「ウィズダム英和・和英辞典」の所為でありましょう。
はい、発音も確認できますので...今回は掌中でなくMacのdesktopでしたが...

駆動系にあるので思い込みで「ウオーム ギア」と勘違いしてしまいましたが、スプリングでしたか、ドライブ(プロペラ)シャフトに伝達するギアはその奥にありますね。

Posted by: iGa @ September 23, 2008 10:54 AM

うーむうつくしい。タンクローリーの色遣いにも参りましたが。なにより、ミニチュア化するときの写実と抽象のかねあいですね。
きっとうしろの箱の中には、銃をかかえた男が二人は乗り込んで、外の敵とお互いを警戒しているのでしょうが、そういう物々しさを忘れさせます。しかし、前には、かくも盛大にバンパーが突出しているのに後ろにはバンパーがないのはどういうわけなのでしょうか。こういうやつを襲うなら大型のトラックを追突させようと、ぼくなら考えますが。これは抽象化の過程でなくなったのだとは思えませんが。
ところで。ウォームギアという言葉、はじめて知りました。ねじりんぼうのやつのことなんでしょうね。なるほど。

Posted by: 玉井一匡 @ September 23, 2008 10:36 AM

iGa さん、どうもです。
半世紀かかっての「ユーレカ」、ご同慶の至りであります。しかし、写真に触発されてではなく、座右じゃなかった、掌中の「ウィズダム英和・和英辞典」の所為でありましょう。

Posted by: 秋山東一 @ September 23, 2008 10:11 AM

そうか「ウオーム ギア」の言い方が一般的だけど、ホントは「ワーム ギア(worm gear)芋虫歯車」なんだ。シャーシーの写真を見て、半世紀掛かってガッテン!

Posted by: iGa @ September 23, 2008 08:58 AM

わきたさん、どうもです。

たしかに、沢山の玩具、それも大きめの........物ばかり持っておりますです。最近、物取りの写真を撮るカメラに Eye-Fi を入れているのでスムーズに写真が撮れ......というわけで沢山写真を載せてしまいました。
ところで、沢山の物の整理・管理についてはは、masa さんも書いておられましたが「AKiさんの身の回りには、多くの品々が整然と整理されて...........」と想像されておられましたが、それはまったくの誤解です。

ここだけの話、秘密ですが......、現在、家の中は古道具屋状態なのです。

Posted by: 秋山東一 @ September 23, 2008 08:44 AM

秋山さん、おはようございます。
この窓の細さ!!たしかに装甲車仕様ですね~。
ここまでしないと、危ないというわけですね。
マシンガンが出てくる昔のギャング映画を思い出しました。

ところで、秋山さんは、たくさんのオモチャ、それもかなり大きめのオモチャを多数お持ちのようですが、いったいどういうふうに整理、管理されているのでしょうか。おそらくは、箱に入れてきちんと管理なさっているのでしょうね~。専用の棚があったりして…。それだと、オモチャ博物館みたい…。ふと、そんなことが知りたくなりました。実際のところはいかがでしょうか。

すみません、なんでも知りたくなってしまう好奇心旺盛な"お年頃"なもんですから…。

Posted by: わきた・けんいち @ September 23, 2008 07:13 AM