071125

Sikorsky S-42

TOYS , TRANSPORT

S42_0.jpg
シコルスキー S-42 なる Fling Boat 飛行艇が、旅客37人を乗せて、ニューヨークに向かってバミューダ島を離水である。

1930年代、シコルスキー S-42は旅客をのせた実用的な渡洋飛行をおこなった最初の飛行艇である。
4発単葉で主翼は胴体から離れた高い位置にセットされ、4基のエンジンは主翼の前縁に並べている。まだ、船に飛行用の翼を付けたようなクラシックな機体が優雅だ。

下の写真はラジコンのスケールモデルである。全幅2,100mm 全長1,170mm とのことだから、縮尺1/17....というところだが、1/18というのが正統的なスケールであろう。重量は 4,050g と大きさの割には軽量だ。

あのマーチンSP-5Bマリーン飛行艇を作った坂本宏昭氏の最新作なのである。

S42_1.jpg

S42_2.jpg飛行中の同機である。シロナガスクジラの腹部のような意匠で、背中のリブが尾部に向かう形が美しい。

S42_3.jpg本機を抱え込んで得意満面の坂本宏昭氏である。
現在、スケールモデルのラジコン飛行機に没頭しておられるようだ。既に、模型家というべき存在、それも飛行艇専門なのである。独特の機体(艇体)製作法を考案し、それをオープンにされているが、なかなか追随する人がいないと言っておられた。

先日、村田靖夫氏の葬儀でお会いした際、近況をお聞きしたところ、「ラジコン技術11月号」に掲載された写真をスキャンしてお送りくださったのだ。


追記 071125

坂本氏から早速メールをいただいた。

S42_5.jpg「.............ラジコン技術の1月号(来る12月10日発売)にこの写真も使ってシコルスキーS-42の製作記事が出ます。本屋でパラパラとめくって見て下さい。別ページにもページェント参加機の飛行シーンの中に車輪を付けたS42が出ているかもしれません。

 ところで、グラマンダックと言うアメリカの単発複葉水上機を知っていますか。今製作中で今年中に完成予定です。出来たら写真送ります。」


追記 080414

追記の坂本氏のメールにあった次作、グラマンダックが完成し、ラジコン技術5月号に掲載されている。
 ● aki's STOCKTAKING: Grumman J2F5 Duck


Posted by 秋山東一 @ November 25, 2007 12:26 AM | TrackBack (0)
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