080413

Grumman J2F5 Duck

TOYS , YouTube

GRUMMAN_duck_0.jpg [+]

飛行艇及び水上飛行機模型制作家というべき坂本宏昭氏の新作である。
ラジコン技術5月号に掲載された記事のコピーが送られてきた。

Grumman Duck グラマンダック という。戦前1933年に初飛行した米海軍の複葉の水陸両用機、第2次世界大戦中は沿岸哨戒、写真測量、捜索救難、標的曳航などの任務に大いに活躍した。胴体と一体になった前に突き出た大きなフロートが特異だが、その辺りから Duck アヒルと呼ばれている。

坂本氏にとって今回で二機目の機体だそうだ。最初にグラマンダックを制作しようとした理由が映画「マーフィーの戦い」を再現.....というのも面白いが、水陸両用機の両用の由縁である引込脚を省略したのが、今回の再チャレンジということになったようだ。新しく引込脚のメカニズムを再現し、彼の独特の胴体制作法をますます洗練させているのだ。
飛行艇及び水上飛行機専門の模型作家というのも特異だが、彼の製作記を読むと、その段取り、手順に彼の培ってきた建築実務の建築家としての手練を感じるのである。

下記サイトに本機が水陸両用機の本領を発揮させた陸上からの離着陸、飛行の動画を見ることができる。
 ● http://sky.geocities.jp/fukiagerc/dougano_heya/dougano_heya.html


彼の今までの aki's STOCKTAKING での記事。
 ● aki's STOCKTAKING: Sikorsky S-42
 ● aki's STOCKTAKING: MARTIN SP-5B MARINE

追記 080502

玉井さんが「マーフィーの戦い」の本を読んで、MyPlace にエントリーされた。
 ● MyPlace: マーフィーの戦い

そのコメント欄に CHRONOFILE の栗田さんが YouTube で映画の一部が見られるとコメントされていたが、ここにも載せてみた。
本ではソードフィッシュだったが、映画ではグラマン・ダックだったことを思いだした。坂本さんが映画を観て、この飛行機を作りたくなったのがよく分る。

Posted by 秋山東一 @ April 13, 2008 11:27 AM
Comments

なんとなく、本を発見した。それも記憶どおり「アフリカの女王」と一緒に平に積まれていた。この辺りも探したのに......と思ったのだが、まぁ、出てくる時って、そんなもんか。
本は早川書房で初版発行が昭和47年1月とあるが、1972年のことだ。まぁ、ずいぶんと古いことではある。

Posted by: 秋山東一 @ May 2, 2008 01:31 AM

やぁ、それは残念でありますですね。
そうですか、アフリカでしたか、なんだか最近検索に引っ掛かった「マーフィーの戦い」でアマゾン河...... なんてあって誤解してしまいました。私は持っている本を探しているのですが、リセットしてシャッフル......という状態で「アフリカの女王」と一緒に並んでいたんだよな.....という記憶しかなく、まだ出てきていません。

Posted by: 秋山東一 @ April 17, 2008 12:17 PM

今朝は、9時にマーフィーを借りて、図書館で1ページ目だけを読んで、アフリカが舞台ということを知りました。
雨が降りそうだからと自分で理屈をつけ、こいつを読みたいばかりに自転車を置いて西武線。やおらマーフィーを取り出そうとしたら・・・ない。うちに置いてきてしまったのです。車中、手帳を取り出してメモなんぞを書いてくやしさを紛らわせました。
でも・・・ああ、くやしい。

Posted by: 玉井一匡 @ April 17, 2008 11:01 AM

玉井さん、どうもです。
雑誌の記事には、坂本さんが本機を水上でテストした時の様子、そのまま離水してしまいそうだ....と書かれていました。近々、離水・着水のレポートがいただけるかと思いますです。

Posted by: 秋山東一 @ April 17, 2008 04:13 AM

ビデオをみているうちに本物であるような気がしてきました。
実物の飛行機にとっては、水面というやつは自然に水平な滑走路ができるありがたい場所なのでしょうが、模型にとっては離陸にも着陸にも抵抗があって、やっかいなのでしょうね。
でも、やはり、離着水を見たいものです。ぼくは、離水と着水でもいいです。
マーフィーは本も映画も観ていないので、中野区図書館を検索して一昨日予約したところ、本が用意できたというメールが今日の午後に届きました。明日うけとりに行って、マーフィーの戦いに参加します。

Posted by: 玉井一匡 @ April 16, 2008 10:41 PM

皆さん、どうもです。
坂本さんに、やっぱり、これは水陸両用機なんだから、離陸して着水、離水して着陸をやらなければいけないと言っておきました。実は雑誌の誌面にあの引込脚部分は水上用はダミーを装着....とあったからなのです。そんなことを言うのはあなただけだと言われてしまいましたが、きっとそうなると思います。
ところで、このグラマンダックで「マーフィーの戦い」を思いださせてくれましたね。私は本も持っていましたが、今ではDVDもあるようですね。見たり読んだりしたくなりました。

Posted by: 秋山東一 @ April 14, 2008 06:35 PM

凄い!これは水面からの離着陸を見たくなりますね。

Posted by: iGa @ April 14, 2008 05:00 PM

早速、動画を拝見しました。
大きなフロートを使って、水陸両用にする為、車輪の出し入れがどんなに大変か、などと考えてしまいます。
大変感心しました。
大好きなマーフィーの戦いを忘れていました。
好きな映画リストに入れておかなきゃ。
初めて見た子供の時には、その終わり方について私自身の中に消化しきれない物が残りました。
その後、あのエンディングがとっても好きになりました。

Posted by: kawa @ April 14, 2008 12:58 PM