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「立高恩師の最終講義」倉員保海 先生

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府立ニ中・都立立川高校の同窓会「紫芳会」の会報『紫芳』の編集部が主催するユニークな行事が年に一回ある。それが「立高恩師の最終講義」だ。

その三回目として今週9月8日(土)、倉員保海(くらかずやすみ)先生を現在の立高の教室にお迎えし最終講義をしていただくことになった。

2007年 第3回 倉員保海(くらかずやすみ) 先生(日本史・世界史)立高在任期間1957~1982
   講義内容 「幕末初期の立川周辺 —鈴木平九郎『公私日記』の解読を中心に—」

● 日時 2007年9月8日(土)午後2時〜5時頃
● 場所 立川高校4F階段教室

この「最終講義」は、会場である教室に出向けば誰でも受講できる。ぜひ、お出でください。


倉員保海先生は、旧制福岡高校から東京大学文学部史学科に入学、学徒動員で特攻隊で知られる海軍鹿屋(かのや)基地に配属された。幸いにも終戦となり復学、1948(昭和23)年卒業され、1957(昭和32)年立川高校に歴史科教師として赴任し、1982(昭和57)年まで25年にわたって世界史・日本史の教鞭をとられた。それに演劇部・地歴部の顧問としても活躍されたのだ。

1958(昭33)年に立高13期として入学した私にとって、倉員先生の授業を受けたのは当然だが、2年A組、3年C組と二年間にわたってクラスの担任として、大変お世話になったのである。


「最終講義」とは、通常、大学で定年退職を迎える教官による最後の講義のことで、教官への感謝と慰労をこめた特別のセレモニーとして行われるものだが、この「立高恩師の最終講義」は、卒業生各世代の有志が集い、かってお世話になり現在はリタイアされている恩師に再び教壇に立っていただき講義を受けるというものなのだ。すでに二回の最終講義が行われ好評であった。

2005年 第1回 大平浩哉(おおひらひろや) 先生(国語)立高在任期間1957~1963
   講義内容 「声に出して蘇る! 宮沢賢治の詩の本質」「これからの国語教育の改革」

2006年 第2回 梅木松助(うめきまつすけ) 先生(化学)立高在任期間1968~1982
   講義内容 「文理両道の勧め」


Posted by 秋山東一 @ September 7, 2007 09:31 AM
Comments

先生、おはようございます。
いよいよ本日ですね!!!
小生方は、取材やら打合せでバタバタしております...。
伺いたいのはヤマヤマですが(笑)、
「最終講義」のエントリーを待ちたいと思います(笑)。

Posted by: たかさん @ September 8, 2007 08:21 AM

先月8月22日、立高13期3年C組の同級生、青梅の聞修院住職の田中正哉氏と「紫芳」編集の岩野浩二郎氏の三人で、今回の講義についての打合せで、倉員保海先生にお会いした。
先生は85歳とのことであったが、しゃんとした姿勢で180cmを越えると思える身長もそのままであらせられた。

Posted by: 秋山東一 @ September 3, 2007 10:15 PM