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紫芳 No.44

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先週の金曜日23日、吉祥寺の「浜やん」で久しぶりに岩野浩二郎氏に会った。

岩野氏は私と同じ立川高校出身、三期下の十六期なのだ。同じ高校の年下の友人なんて彼以外にいないのだが、彼とは高校時代に知っているわけではない。彼とは、AppleII のパーソナルコンピュータ黎明期に、広告会社のスタッフだった彼と出会ったのである。

1981年だったと思うが、AppleII のユーザーとして広告をお手伝いしていた。九段下の居酒屋で、その広告会社の何人かのスタッフと一献なんて時に、なんだかそこにいるのが皆、立高の同窓生だということが判明して、なんたかんた、それ以来の付き合いなのだ。

今、彼は独立した編集者として活躍中だが、その彼の一番の趣味は「立高」というのが.......変なのだ。
人生のたったの三年間の高校時代、その「立川高校」が趣味というのは尋常なことではないのだ。
そして、その立川高校の同窓会である「紫芳会(しほうかい)」の会報「紫芳」の編集責任者をボランティアで引き受け、その第44号をものし、昨年12月に発刊していたのだ。
まぁ、なんというのか、100年以上経った学校のOBやらは、みんな頑固爺に決まっているだろうが、最近、なんだかリニューアルされ、その会報のリニューアルを引き受けていたのだ。

電話で「見たか......」と尋ねられたが、いつも中身も見ずにゴミ箱へ......なので、持っていくから会おうということになったのだ。

「紫芳」第44号、漫画家・東海林さだお のエッセイから、国会議員の高村正彦と政治評論家・田勢康弘の対談、起業したOGの話、立高恩師の最終講義という企画といい、今までの同窓会誌の定番、老人の回顧譚満載とうって変わって、OG、OBの話には違いがないが、内容はダイナミックに変身していたのだ。年内には第45号発刊とのこと、楽しみである。

この府立二中から都立立川高校という100年以上にもなる世界は、多摩と呼ばれる八王子から吉祥寺まで、遠く青梅から奥多摩の山奥までの人材をよく集め、なかなか面白い世界なのである。

Posted by 秋山東一 @ September 25, 2006 12:37 AM
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