倉員先生の「立高恩師の最終講義」 | [ ABOUT , Event ] |
[+] 現在の校舎は1992年に竣工したらしい
8日の昼、「立高恩師の最終講義」の第3回、倉員保海先生の講義を聴くべく、JR立川駅南口に降り立った。立川高校に行くなんてのは卒業以来初めて...卒業は Once upon a time... 1961(昭36)年だから、46年ぶり半世紀近くも前なのだ。
駅前は立体歩道橋、モノレール、高層の店舗ビル....どこの駅前も同じように見える。駅前から一本東側の道を南に行って左側に立高はあったはずだが...と歩いて数分、あった。
どこかの私立女子短大の校舎という感じのこ洒落た建物、それが現在の都立立川高校であった。へぇ、こんなことになっちゃっているんだ。やぁ..... 浦島太郎というところだ。
午後2時、倉員保海先生をお迎えして「幕末初期の立川周辺 —鈴木平九郎『公私日記』の解読を中心に—」が開講した。
途中10分の休憩を挟んで、2時間半、昔の先生の授業そのまま、たんたんとクールに講義は進んだ。
まず、立川の成立ち、柴崎村から立川村への変遷、名主の鈴木平九郎の「公私日記」の記述から、幕末初期の立川、その周辺の諸相が語られる。黒船から「太平天国の乱」までの外界の情報を得ていたのも、種痘の集団接種を名主の子女によって行われた等々、その時代をリアルに感じさせられた時間であった。最後に、名主という制度の話から、社会的なシステムが近代、そして現代へとどう繋がってきたのか、歴史家としての先生の見解を語られた。
先生は現在85歳、現役として持続されている歴史研究の一端を講義して下さったのだ。まだまだお元気でご活躍、元生徒達に垂範する手本を見せてくださったように思える。
[+] 講義室全景/Kodak V705 による180°パノラマ
Posted by 秋山東一 @ September 9, 2007 08:35 AM>恐いという世界
北口の再開発は、その時の空気(「ゼロの焦点」のような)を一掃している感じですよね。
国立を検索してみたら、秋山さんが入学なさった時点で名物喫茶店が2軒(「邪宗門」と「ろーじな」)、オープンしていたようです。御存知かもしれませんが…
http://homepage2.nifty.com/rozina/histry1.htm
食材は立川のPX経由で、とのこと。
では、
また更新楽しみにしています!
inuko さん、どうもです。
そのころの立川駅の南側は「基地の町・立川」というような印象は何もなく、静かな住宅街が広がっておりました。
入学した1958(昭和33)年4月は売春防止法が施行された時でしたが、まだまだ駅の北側が悪しき場所であることを承知いたしておりました。好奇心はありましたが、まだ子供であり、恐いという世界でありました。
その頃の国立はどんなだったか記憶がありませんが、何にもなかったんじゃないかなぁ。
さっそくのコメント、ありがとうございます!
一駅先の国立まで行けば、少しは「たむろ」できたでしょうか(笑
>何か恐いという感じで近づきませんでした。
この、“あるのは分かっていましたが…”、から、
逆に、当時の立川(北口)の雰囲気がうかがえるように思います。
inuko さん、はじめまして、こんにちは。
私が立川という場所に関わっていたのは、1958年の立川高校入学から卒業までの三年間でありました。八王子から中央線の電車に乗って立川駅下車、南口から学校に直行、帰りも同じくで....徘徊なぞせずに...でありました。又、あの頃、私にとって、徘徊、たむろするような場所に事欠いているように思います。
南口から立川高校一帯は落着いた住宅街、北口には米軍基地と商店街があるのは分かっていましたが、何か恐いという感じで近づきませんでした。
というわけで、あの頃の南口についてお話しするようなことはありません。
はじめまして。onedayさんのブログからきました。
1943年八王子の素晴らしい写真、じっくり拝見しています。
私は立川近辺に住んでいまして、
ときどき、土地の方(80代、90代)とおしゃべりしていると
敗戦後の立川の移り変わり、混乱、をうかがうことがあります。
高校生の目から見た南口はどうでしたか・・・・?
(御存知かもしれませんが、立川の写真があるページです。)
http://www.mishalov.net/japan369/japan369.html
秋山さん お疲れ様でした。
倉員先生は本当に85歳なんてとても思えない
お話し振りでしたね。
最後まで楽しそうに語っておられたのが、印象的でした。
先生、こんにちは。
臨場感溢れる『パノラマ写真』と講義内容、拝見させていただきました。
立川といえば、昭和第一の出身である小生にとっても懐かしいところです。
昭和第一も共学になり、学び舎も建てかわっており、時間の経過をかんじさせますね...(Google Earthにて確認...笑)。