ケヤキの樹 | [ Hachioji , THINK ] |
夏の昼下がり、郵政大和田宿舎の大きなケヤキの木陰の下は強い日の光を避ける人たちが集っている。
しかし、この樹高20mほどのケヤキ達も、今年の暮れには、乱暴にも切られてしまうのだ。
手前のケヤキ達は、一昨年2004年の暮れに、枝は切られてしまったが、どっこい生きているとばかり旺盛な生命力を見せているが、もう涼しげな木陰はない。
本来ならば奥のケヤキの樹と同じ大きさのケヤキ達が続いて、ずっと奥までケヤキ並木になっていたのだが。
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このケヤキは昨年2005年の暮れ切られたものだ。
ただただ電信柱のようにされてしまったケヤキの樹、このような姿にしてしまって、何のために30数年前に植えたのだろうか。
最初に見た大きなケヤキの樹達も今年の暮れには、こんな姿にされてしまうのだろう。誰が、どうして、と考えても悲しいだけだが。
皆さん、どうもです。
大きなケヤキの下は、涼しい風が通り抜けていました。樹の下は雑草が繁茂することもなく......でも、そこにはベンチもなく......涼んでいる人も居心地も悪そうです。この団地風の宿舎、緑地の計画もそれを維持する計画も思想もないのです。きっと、どこの団地も同じようなものなのでしょう。
全く突然、見慣れた景色が一瞬のうちに消滅してしまう出来事がこのところ一層激しくなっているようで、瀬田近辺・用賀近辺でも同じ現象がおきています。風の通り道に然るべき大木があったところに、住宅が密集すると風の抜けが変わって、単なる邪魔者となってしまうのでしょうか・・・。
Posted by: alpshima @ August 1, 2006 11:28 AM秋山さん、こんにちは。私は、少年の頃、こういった団地で育ったせいでしょうか、どうもこのような景観が原風景らしく、今日のエントリーの写真がなんだか心に沁みこんできます。多くの団地で、団地が建設されたときに植えられた樹が巨木になっていますね。5階建ての団地だと、その高さを越えるような樹をたくさんみかけます。そのような樹を大切にされている団地もあるように思いますが、今回の写真は、なんだかさびしいです。私は、大きな樹や森のそばで暮らしたいといつも思っているので、この処置には悲しいものがあります。1・2階の方から、日当たりが悪いだとか、いろいろクレームが出て、このようなことになっているのかもしれませんが、他に対処の仕方はなかったのかな~と考えてしまいます。残念。
Posted by: わきた・けんいち @ August 1, 2006 10:53 AM何かボブ・マリーのドレッドヘアーみたいですね。私はこれをレゲエのケヤキと呼びたい。
高尾駅南口側の町田街道交差点から沖電気八王子事業所の前を通り昔の京王・多摩御陵線跡道路の交差点に行くまでの間も、区画整理されて45年くらい経つのか、昔は大人の背丈くらいだった欅も既に巨木、同じように枝を切られて、レゲエスタイルのドレッドヘアーになってます。やっぱり、ボブ・マリー同様にプロテストの意思表示ですかね。
前に横浜市役所公園課のNくんが言っていたけれど、街路樹のケヤキは秋の落ち葉と日照障害でどこでも住民の苦情で受難の憂き目にあっているみたいですね。