Farewell.... 356 | [ Car ] |
きれいな車だ。
この PORSCHE356 が僕の手に入ってから12年も経ってしまった。12年前の1994年の2月12日、雪の日、福島県からトランスポーターに載った 356 がやってきたのだった。
本日17日、356 は再びトランスポーターに載せられて福島に運ばれていった。僕にこの 356 を譲ってくださった小林さんが、今度は、引き取って下さることになったのだ。
本当のところ、ずいぶん前から、この PORSCHE356 を維持し楽しむ余裕が無くなってしまっていた。いつも後からきたいろいろ便利な車にばかり乗ってしまって、とてもご機嫌をとるのが難しくて、思いのままにならない 356 は、いつのまにか静態保存状態になってしまっていたのだ。
いつもながら、未練がましく......ではあったが、手放すべく 356 仲間の栗田さん、そこから同じ矢野さん、そこから小林さんへとネットワークはまたたくまに機能し、福島から旧車のレストアをなさっているお二人がトランスポーターを駆って取りに来られたのであった。
ひさしぶりにカバーを剥ぎ取って、移送の準備、そのボディは埃だらけであったが、往年の色香はそのまま、ちょっと手放したくなくな......のであった。まぁ涙も.....なのである。お二方は手際よくトランスポーター上に引き上げ固定する作業、ほどなく出立したのであった。
12年と5日、楽しかったり苦しかったり、大変だったり、電装系6V は非力であった。プラグやオイルを取り替え、レストアし残した部分をじょじょに部品を取り替えていった。PORSCHE356 との幸せな時間をいろいろ思い出したのであった。
Farewell 356.... 又、会う日まで。
356 のネットワークの中で、この 1958年型 PORSCHE356A coupe が、再び小林さんの元に戻っていく。
僕が手放すと言ってから、あっというまの時間だったが、栗田さん、矢野さん、小林さんに再び感謝せねばならない。
● aki's STOCKTAKING: PORSCHE356
● aki's STOCKTAKING: Erwin Komenda
Shigeo Honda さん、どうもです。
いしかわじゅん さんもそうですが、アルファ好きも熱狂的な方々が多いですね。私は 356 を手放しましたが、旧車は持っているだけではなく、乗ってあげなければいけませんですね。
僕は運転免許がないのですが、パートナーの彼女がアルファ好きで、1967年製のGT1300jrがうちにあります。もったいないような気もするのですが、やはりクルマなので乗ってあげようと、天気がよければ、寒くても仕事や買い物に乗ってでかけます。今日も銀座まで買い物にいってきました。こうゆうクルマって、助手席に乗っているだけでも気持ちいいんですよね。
ただ東京では古いクルマに冷たくて税金が高いんです。イギリスなんかだと古いクルマは反対に無税だったりするのですが。
じゅん さん、どうもです。
たくさん乗ってあげないといけませんですね。そんな環境においておかなければならないと思い、私は踏切をつけてしまいました。
でも、ずっと持っていたいという矛盾した気持があります。旧車乗りにとっては、いつも悩ましい問題でありますね。
うちのジュリアも、どうも起きっぱなし状態になりつつあって、なんとかしたいと
思ってるんですよね。なんとかっても、乗ればいいんですけど。エンジンかけるのが
年に数回ではどうも可哀想で。たまに動かしても、調子はすごくいいんですけど。
そろそろ暑くもなくさむくもない季節になるので、今年はちょっとは乗ってやろうと
思ってます。