051115

The Corporation | ザ・コーポレーション

Blog , Cinema , Event

いつも「暗いニュースリンク」なるブログをチェックしている。、
どこのどなたか存知あげないが、たくさんの報道されないニュースを翻訳して読まさせてくださるのだ。

11月14日付けの記事は「ラムズフェルド、鳥インフルエンザで大儲け」だ。

ブッシュ家とその仲間は、脅威に対応するよりも、脅威で儲けるほうが得意であることはよく知られているが、特にラムズフェルドのビジネスセンスはずば抜けている。

米CNNの2005年10月31日の報道を以下に引用しておこう:

鳥インフルエンザ大流行の予測は世界の人々をパニックに陥れているが、ギリアド・サイエンシズ社の株を所有するラムズフェルド国防長官やその他政界関係者にとっては朗報だ。カリフォルニア州に本拠を構えるバイオテック企業ギリアド社は、インフルエンザ治療薬として現在世界中から注目されている『タミフル』の特許を所有している。.................more

まさしく、そこには米国国防長官ラムズフェルドの犯罪がある。GILEAD という企業、the CORPORATION の隠された姿がそこにあるのだ。

昨日14日、映画「The Corporation | ザ・コーポレーション」の試写会にいった。ロードショー前にブロガーに試写会を催し、各々のブログのエントリーをトラックバックするという仕掛けに参加したのだ。

映画の内容その他は、五十嵐さんのブログ「MADCONNECTION」のエントリーにお任せするとして、たくさんの企業の犯罪的事例が、これでもかこれでもかと紹介されていく。戦前の米国 IBM、その彼らのパンチングカードシステムがユダヤ人達を登録し選別し、ナチスのホロコーストに大きく貢献していることまで紹介されるのだ。
現代においても、企業の隠された犯罪的性格によって、この世界が歪められ、傷つけられていることがよく分かる。それも、その被害は弱者に向けられ、開発途上国(変な表現だが)である第三世界に著しいことを知るのだ。

すでに出口を失ったかに見えるイラク戦争、ブッシュの石油のための戦争は、CORPORATION を通じて、どこかの誰かを肥えさせ儲けさせているに違いない。
ハリケーンによって多くの貧しい米国人が被害にあっている今、米国の大手石油会社は空前の利益を上げ、それを問題視した上院で公聴会が開かれたというニュースも報道されたばかりだ。

先日11月7日、「LOHAS ロハス or ローハス」をエントリーしたが、これも又、企業が、健康にやさしく環境にやさしくという美辞麗句の仮面の下で、虎視眈々と自分自身の利益を狙っているのだろう。


映画「The Corporation | ザ・コーポレーション」は、12月10日(土)より UPLINK にてロードショーだ。

aki's STOCKTAKING: 『ザ・コーポレーション』ブロガー試写会
暗いニュースリンク

Posted by 秋山東一 @ November 15, 2005 11:25 AM
Comments