050916

大和

Hiroshima

yamato_0.jpg
click!

14日昼過ぎ、広島に到着。

昼食もそこそこに、広島の皆さんに呉にお連れいただく。目指すは「大和」だ。
戦艦大和復元プロジェクト」でご紹介した「大和ミュージアム Yamato museum 」(呉市海事歴史科学館)にむかったのだ。

ウィークディーにもかかわらず「大和ミュージアム」は大賑わいであった。正直なところ、なんで....と思ったくらいだ。もう、観光コースに組込まれているという雰囲気なのだ。売物の1/10の戦艦大和、長さ26m、最大幅4m は大空間の中に鎮座しているせいか、想像していたような大きさを感じなかったが、それでも十分な大きさ迫力であった。

大和関連の展示、呉の歴史、1889(明治22)年に呉鎮守府、1903(明治36)年に呉海軍工廠が設置され、東洋一の軍港,日本一の海軍工廠の町として栄えた。その歴史が、大和建造の歴史とともに、多くの資料が展示され、興味深いものであった。

その辺り、海事博物館 Naval museum としてとして、なかなかなものであるが、実物の零戦の展示まであるのは蛇足に感じる。


click!

その後、海上自衛隊の潜水艦桟橋へ向かう。軍港としての呉、それも垣間見ることができた。前方の山並みは海軍兵学校があった江田島だ。


● 戦艦大和ノ最期 /吉田 満
● 戦艦大和復元プロジェクト


追記 050918

「大和ミュージアム Yamato museum 」(呉市海事歴史科学館)は、その展示品である「戦艦大和 1/10模型」が大きく取り上げられ、その建物自体についての話は聞かないが、久米事務所の設計とのことだ。
エントランスホールから左手に入口、そして、その売物の1/10大和の前に出るのだが、一周するうちに再びさっきの入口を入らねばならないといった、なんだか不出来なものである。建物はこの模型のある吹抜けを挟んで両側に二層の展示室がある。

メインの展示室は「呉の歴史」として、まさしく呉の歴史、大和建造の資料の数々なのだ。これぞ海事博物館 Naval museum と言えるものなのだ。
次の大型資料展示室には、人間魚雷「回天」、特殊潜航艇「海龍」があるが、解説が乏しく、人間魚雷は特攻兵器としてちゃんと解説いただきたいものである。そして蛇足の零戦(靖国にもあるそうだが)だ。

その他の展示室「未来へ」は松本零士の「宇宙戦艦ヤマト」、もう一つの展示室は「船を作る技術」なんぞと言っているが、なんだか子供遊園地風であるのだ。これら、なんともデパートの催事場と言う程度のものなのである。

Posted by 秋山東一 @ September 16, 2005 08:45 AM | TrackBack (0)
Comments

"iTMS-Japan"でのクラシック部門本日の売れ行きトップソングの第三位が「軍艦行進曲」第四位が「君が代」とは、、、なんだか。

Posted by: iGa @ September 17, 2005 10:36 AM

> heavier-than-air さん。

それもあるのかも知れませんね。尾道のセットのことは存じておりましたので、そちらにも時間があったら.....なんて考えていましたが、尾道って岡山の近くで....断念しました。

> 玉井さん

やっぱり、戦争を扱う博物館は、どんな考え方で作るのかが問われていると思います。米国スミソニアンでの原爆の展示がゆがめられたのが記憶に新しいところですが、ここの展示でも、大和の乗組員についての展示の比重が大きいという感じがあります。まぁ、零戦はなくもがな、でありましょう。

Posted by: 秋山東一 @ September 16, 2005 03:33 PM

 広島に行ったらぜひ見たいと思いますが、「 大にぎわい」のひとたちには、秋山さんが戦車を愛するのとは別の、たとえば靖国参拝に通じる気分の人も多いのではないかと、今回の選挙の結果を思うとちょっと心配になりますね。造船の技術を展示する博物館のはずなのに、なぜか零戦が置いてあるというところに衣の下の鎧が見えるのでしょうか。
どういう説明がされているのか知りたくてサイトを開いてみましたが、なぜか肝心なところは文字化けして、テキストエンコーディングを変えても読めませんでした。

Posted by: 玉井一匡 @ September 16, 2005 12:15 PM

>ウィークディーにもかかわらず「大和ミュージアム」は大賑わいであった。
>正直なところ、なんで....と思ったくらいだ。

多分、角川春樹事務所が製作した「男たちの大和」のプロモーションが効いているのだと思います。尾道の日立の造船所で、実物大のセットを船主まで造ったそうで、かなり気合いの入った映画のようです。
http://www.kadokawaharuki.co.jp/

Posted by: heavier-than-air @ September 16, 2005 10:28 AM
Post a comment









Remember personal info?