050313

GONIO / VW-166 SCHWIMMWAGEN

Car , TOYS

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この GONIO の SCHWIMMWAGEN 1/24 は、KÜBELWAGEN キューベル・ワーゲンの仲間である。
SCHWIMM は swim のこと、SCHWIMMWAGEN はシュビム・ワーゲン、水陸両用の軍用車なのである。

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キューベル・ワーゲンと同じく、リアの空冷4気筒エンジンであるが、リアエンジンからシャフトを介して前輪も駆動するという四輪駆動であり、同軸を介して後部のスクリュウを駆動する仕掛けがある。
ボディは水上を航行するのに適したバスタブそのものという形態をしているのだ。

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GONIO のキューベルワーゲンと同じく、薄い鉄板製のボディは実車と同じくプレスされたバスタブ風の車体をうまく表現している。後部には開閉可能なエンジンフード、内部にダイキャスト製のエンジンを備える。とにかく GONIO はどの製品もブリキの特性を活かした巧妙な設計がなされているのだ。
付属品はお馴染みのシャベルの他に、水上走行車ならではの櫂、手鉤まで用意されている。

二つのバリエーションがある。濃いグレイの EAST とサンドイエローの WEST だ。塗色の違い以外は WEST はバルーンタイヤを履いている。
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1005 EAST X2 (East front in the sunner 1943)
1006 WEST X1 (Nothern France in 1944)


このエントリーのためにちょっと調べたら、二つのポルシェの設計したフォルクスワーゲンの発展形の二つの戦時中の車のボディを設計した人物を知ることになった。
Erwin Komenda という。戦後の彼は PORSCHE356 のボディを設計することとなる。

Posted by 秋山東一 @ March 13, 2005 06:00 AM
Comments

eirakusan さん、お喜びいただいてうれしいです。
サンドカラーの車の写真がピンクがかったりしていて、お見苦しいのをおゆるしください。ちょっと処理方法を勉強しなくちゃと思っています。

Posted by: 秋山東一 @ March 14, 2005 08:28 AM

お待ちしてました!ブリキ製は初めて見ましたが、実車さながらですね。こういうフォルムを見ていると、理由わからないですけれど本当に心がはずんでしまいます。メタルシートが一時すごく好きで、道端にウイリスジープなどが置いてあると背伸びして中を覗き込んだりしていました。
いろいろな思い出が浮んできます。

Erwin Komendaのことはまったく知りませんでした。また一つ勉強になりました。356は私の場合もちろんミニチュアですが、大好きなんです。しかしこうしてお写真を見ると、実際の姿はぜんぜんちがいますね。模型では、非常に魅了的な「丸み」が表現されていません。356、羨ましいなあ。

シュビムワーゲン、「バスタブ」とはけだし名言です。今日はきっと一日中、車のこと考えてます。
エネルギーを与えていただき、ありがとうございます。ハッピーです。

Posted by: eirakusan @ March 13, 2005 01:10 PM