031105

香港の路面電車

TRANSPORT

昨日(2003年11月4日)の朝日新聞の朝刊に「香港の路面電車、工夫重ね健在/廃止論議乗り越え、来年100歳」という記事があった。

HONGKONG_TRAM_1.jpg香港路面電車/2階建て路面電車を経営する香港電車公司は、1904年7月に開業した。元はアヘン貿易で富を築いた英系ジャーディン・マセソン商会傘下の企業だった。香港島北側っを東西に結ぶ約30キロ、観光用のオープントップ車2両を含む163両の電車を擁する。大部分の車両は50年代から使っているが、「傷んだ部品は換えており、性能は新品同様」(同公司)という。

香港にでかけたのは、東アジア世紀末研究会の旅行で、1987年6月27日〜7月1日だったから。もう16年も前だ。
2階建ての背の高い車両が、香港島の広からずの街路をゆっくりと走るのはとてもすてきだった。
もちろん、旅行中、香港島の足として重宝したものである。

その旅行の報告書用に、香港電車のペーパーモデル「香港電車模型」を Mac 上の MacPaint で作った。

左側の路線図は小さなリーフレットのコピーをはめ込んだものである。運賃もでているが、あの頃、大人60セントとある。新聞記事によれば、今は2香港ドルとのこと、ずいぶんと貨幣価値は違ったものである。

香港電車は「2階建て車両は路面電車では世界唯一」で一日24万人を運び、経営は黒字だそうだ。
80年代には地下鉄もできたが、今もって健在なのだ。速度は遅いが、頻繁に止まり、料金は安く、わざわざ階段を使って地下の駅に降りることなく(まさしく路面だ)、便利なものなのだ。
香港での2階建て電車を特徴付けているのは、その車体を彩る広告だ。私の「香港電車模型」もその広告の多彩さにびっくりして作ったものだ。その時の旅行の記憶のため、実際の広告以外の広告も作って、選択できるようにしたものだ。
現実の香港電車の車体広告は収入の15%を占めるそうだ。決った路線の上を走る、あれだけ背の高い車両ならではの広告効果があるのだ。

「世界的な金融機関が集中する中環地区の道路を全部歩行者天国にし、電車だけを運行させたい。世界一空気の澄んだ都心にできるだろう」.............いいですね。


※この blog のエントリー MacPaint に実際に作れる香港電車の PDF ファイルがある。
http://landship.sub.jp/stocktaking/archives/000020.html


追記 080821

ONE DAY の小野寺さんが、つい最近香港にお出かけ、「2008年 夏の香港紀行13 <トラムに乗って...>」で、とてもすてきな香港の路面電車 TRAM を紹介されている。
私が出かけたのは20年以上前の1987年だが、その頃と変わらない電車、そして街の風景がすてきだ。

 ● 2008年 夏の香港紀行13 <トラムに乗って...>


Posted by @ November 5, 2003 12:01 AM
Comments

kadoorie-ave さん、どうもです。
いつでも興味津々なお話、楽しんでおります。香港トラムのお話........待ってました、大統領.........でありました。

Posted by: 秋山東一 @ August 22, 2008 07:55 AM

記事を紹介して下さってありがとうございます!
香港では、前を走るトラムの姿を眺めながら、すぐ後ろのトラムの窓にかじりついて風を浴びているときがとてもしあわせな時間です。

Posted by: kadoorie-ave @ August 22, 2008 03:00 AM