040729

東アジア世紀末研究会

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第一回目の「東アジア世紀末研究会」の旅行は上海旅行であった。1986年の11月末の6日間、まだ植民地時代の租界風景の残る上海であった。

帰国前日の夜、上海大楼の前での記念撮影である。

ちょうどその頃、日本では伊豆大島が噴火して全島民避難なんてことになっていて、日本沈没、このまま上海に居なければならないのではないか、なんて心配した。

東アジア世紀末研究会は、1985年5月に、そのころ台湾で仕事をしていた大行征の案内で、友人一同、台湾旅行にでかけたことから始る。
台湾で台北から南下、台南、高雄まで、昼から夜まで興味深い世界を目の当たりにした一同、大行征を会長ことリーダーにして、ますます東アジアの昼夜の研究にいそしむべく結成されたのであった。

友人達のグループから、徐々に多くの人の知るところになって、翌年1986年には上海旅行、その又翌年には香港旅行と研究活動は急ピッチに進展していったのである。研究成果は参加者全員のレポートとして発表され、報告書として編纂された。参加者はなかなかの芸達者ということもあり、なかなか見ごたえのあるものなのだ。

下記は、上海、香港の私のレポートである。


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1986(昭61)年11月19日〜24日 東アジア世紀末研究会/上海旅行


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1987(昭62)年06月27日〜7月01日 東アジア世紀末研究会/香港旅行


私の参加した旅行はこの二つだけであったが、その後の「東アジア世紀末研究会」の活動は、韓国、ベトナム、北朝鮮と留まるところを知らずなのであった。

会長・大行征のブログ"東アジアは「停看聴」"
会員・編集長こと真鍋弘のブログ komachi memo2


追記 061104

この東アジア世紀末研究会の上海旅行から、はや20年がたとうとしている。
そこは、まだ社会主義臭ふんぷんたる中国であった。その上海は植民地の面影を色濃く残していた。今はどうなっているのだろうか。ちょっと行ってみたい気もする。
東アジア通のイラストレーターの小野寺光子さんは、つい最近、初めていかれたそうだ。そのレポートに期待しよう。

ONE DAY : ついに。上海。


Posted by @ July 29, 2004 07:19 AM
Comments

kadoorie-ave さん、お帰りなさいませ。
最近の上海旅行のお話に、20年前の上海旅行の話でトラックバックさせていただきました。中国の近頃の大発展で、租界時代の美しい街並みや佇まいが失われてしまったのであろうと想像していましたが、まだ、残っているというお話、又、行きたくなりました。

Posted by: 秋山東一 @ November 5, 2006 09:12 AM

わぁ、トラックバックありがとうございます。観光旅行ガイドには、上海など見るべきものが少なく、3日もあれば充分などと書かれていましたが、とんでもない!一軒一軒の家に感動しては写真を撮っていたので、100メートル進むのも容易ではありませんでした。私はどうやら、植民地だった街の洋館が、中華風の枯れかたをしたものに強く惹かれるようです。
5日間の短いこと!ドラマのロケでずっと滞在していた役者の友人がうらやましかったです。上海でも、沢山の地元の人たちに親切にしていただいて来ました。
お書きになった上海の地図も、今ならそれがどんな所か頭に思い浮かべることができて、感慨深いです。

Posted by: kadoorie-ave @ November 5, 2006 01:50 AM

初めての台湾の旅からまるまる二十年たつわけですか
この一枚の写真からもいろいろな出来事が思い浮かんできます。空港からホテルに着いたら約三名いなくなっていたとか・・・食い物のことで丸テーブルを囲んで喧嘩が始まったとか・・・判子やのお嬢さんと日中交流があったとか・・・
旅のきっかけをつくってくれたのが私をいつも厳しく叱咤してくれていた秋山大兄、独立して仕事を始めたもののすることなくうだうだしていた私を激励の結果が台湾旅行でした
東アジア世紀末研究会、記念すべき一枚の写真ですね

Posted by: 大行征 @ July 29, 2004 12:07 PM