030602
| MacPaint | ［ Apple ］ |
MacPaint は、その Macintosh が登場した時、その本体に附属してきた二つのソフトの一つである。MacWrite というワープロソフトと MacPaint の二つ、MacPaint はお絵書きソフトであった。
デスクトップ上で、白黒のビットマップの絵をマウスで描くというインターフェイス自体、 MacPaint は現在のアプリケーションの基本を作りだしたと云えるのだ。白黒72ドット／インチという、今考えると大変貧弱とも思える仕様であるが、そこにコンピュータの大いなる可能性を秘めていたのである。
この MacPaint の作者ビル･アトキンソンは、その後、あのハイパーカードを作りだした。
1984 年に Macintosh を手に入れて以来、僕にとって MacPaint は、それで絵を描くという以上に、コンピュータについて考えるという教材というようなものであった。
コンピュータ上で絵を描くという行為、あるいは文章を書くという行為は、コンピュータ上ではデータの集積を作りだす事であり、コンピュータの仕事として、そのデータの集積を並べ、繰り返し、合成し、複合する処理こそ一番コンピュータの得意とすることなのであるということを理解した。
このコンピュータ理解が、今のフォルクスハウス、 Be-h@us という住宅システムでのコンピュータ利用（ MAC no Uchi pro 、Be-tools ）の基礎になっている。
最近、サーバに収まっていた古いファイルの中に MacPaint のフォルダーを発見した。その中に MacPaint 本体（1987 version 2.0 でクラリスから発売されていたもの）もあったので、現在のシステム OS 9.1 で試しに立上げてみた。驚いたことにそれは立ち上がったのである。
すばらしい。もう一度、 MacPaint してみようと思う。ちょっとレトロな感じもいいかも知れない。
このサイトにも MacPaint の絵が使われている。
VOLKSWAGENビートルの絵や、TOYBOX のPORSCHE 356 の絵
オマケに、昔作った香港の二階建トラムのペーパーモデルを公開しよう。
香港の二階建トラムのペーパーモデルを見るためには、AcrobatReaderというプログラムが必要です。
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上のアイコンをクリックすると、AdobeAcrobatのサイトにとぶことが出来ます。