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まちづくり解剖図鑑

Architecture , BOOKS

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藝大建築同期の片山和俊氏からご著作が送られてきた。

 まちづくり解剖図鑑

半世紀近くにわたって携わってこられた山形県金山町の「まちづくり」の本、片山和俊氏、林寛治氏、住吉洋二氏の三氏によるものである。

[ローカルなまちの魅力を引き出す仕事こそグローバルな「知の引きだし」が必要だ]と帯にあるように、金山町のまちづくりの全て、彼の町の全体から部分まで、都市計画から建築・土木設計まで、ソフトからハードまで……、実践されてきた全てがここにある。

それも図解としてある。

一冊のまちづくりの教科書……、私にとっては、まちづくりの Whole Earth Catalog のように思えるのだ。


目 次
    はじめに
第1章 まちのいいところの見つけ方
第2章 まちづくりの手法と進め方
第3章 まちの中心地区をよくする計画と設計
第4章 魅力的な建物をデザインする
第5章 潜在力を引き出すランドスケープ
第6章 小さなまちが存続するしくみを見つける
    おわりに

追記 191118

著者に名前を連ねる林寛治氏は藝大建築先輩である。
この金山町のまちづくりの切掛けを作られた建築家であり、半世紀にわたって持続する形を作ってこられた。

それを可としてきたのは、その太っ腹、なんといってもその貫録……、それこそ、この半世紀にわたる金山町のプロジェクトを牽引されてきたものなのである。
私にとっては敬愛してやまない建築家の一人なのである。


追記 191118

私が初めて金山町を訪問したのは1992年7月、盛岡で開催されたOMゼミナール、その流れでオーエム研究所メンバーで行ったのであった。
OMソーラーシステム搭載、奥村昭雄・益子義弘設計の金山町立中学校を見学の為に訪問したのであった。

その10年後、2012年11月に「再び金山町・銀山温泉を訪ねる会」なるOM関係者の催しがあり、金山町再訪したのであった。
これが、奥村昭雄・まことご夫妻とご一緒した最後の旅行であった。
 ● 山形新幹線/金山町再訪


Posted by 秋山東一 @ November 18, 2019 11:11 AM | TrackBack (0)
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