今夜、珈琲を淹れて漫画を読む | [ BOOKS ] |
それと同じく、高名な漫画評論家というか批評家である。本書は氏の漫画批評の最新作なのだ。
新聞や雑誌で連載中の書評や、漫画家についての考察、その100本を超る論考をを厳選……1冊にまとめたものだ。
残念ながら、当方は漫画読みにあらず……、しかし、漫画を考えるのは好きなのだ。前々作というべきなのかな、2008年刊行の「漫画ノート」の帯にある、大瀧詠一の言葉「漫画を読まなくても漫画がわかる。」の言葉通り……、本書は漫画を知らなくても読める、……明快な漫画批評なのであーる。
一時、批評や小説ばかりを書かれていた時、「もっと漫画を描きたいんですよ」と言っておられたが、つい最近、毎日新聞朝刊の4コマ漫画「桜田です」の連載を始められた。
「もっと漫画を……」は、ついに毎日描く……ということになったのだ。めでたしめでたし。
いしかわじゅんさんは私の設計した家に住んでおられる。それは、OMフォルクスハウスなのだ。住宅といっても仕事場が半分……1階と2階に玄関が二つあり、2階の仕事場に直接上がれる外階段があるというちょっと特殊な住宅なのだ。
冬になるとじゅんさんが自分の家について語られる、「……暖かい」「……まだ暖房入れてない」「……まだTシャツ短パン」は、OMソーラーの所為なのだ。時々、地震があると「……揺れた」は地盤の問題なのだ。
竣工は1999年だから、既に16年……住みこなしておられるのだ。……私といえば、今もって、じゅんさんの家を見守っているのだ。
Posted by 秋山東一 @ March 8, 2015 12:51 AM