DRILL & DRIVER / EZT185/改 | [ Bricoleur , TOOLS ] |
Be-selfbuilders の yum さんのエントリー「コードレスをコード有りに」を興味深く拝見……した。
当方にも、動かなくなったコードレス・ドリル・ドライバが二台もあり、もう捨てようかと思っていたところなのだ。
どちらも20年にもなるという古いものだが、Ni-Cdバッテリー以外は本体、充電用アダプターは機能するようなのだ。
二台ともナショナル・松下電工製、9.6vの EZT185 と EZT181 だ。
それに付属していた充電用アダプターが、 EZ0082 と EZ0203 の二種、Ni-Cdバッテリーパックは、それぞれに付属の EZ9086 と EZ9080 の二個だ。
その二つのナショナル製のうち、比較的新しい EZT185 を「コードレスをコード有りに」へと改造することにした。
必要なのはTORXの T10 だけであった。
バッテリーは、液漏れし粉をふいた状態であったが完全にきれいにした。
まずは、EZT185 用の EZ9086 を改造、先端にある+−の接点にハンダ付けしたケーブルを用意し、長い2mのコードを接続し、本体のの後に穴を開けて外に出した。
もう一個のバッテリーパック EZ9080 も、接続部は同規格だったので、その先端部のみ電源アダプターに接続するターミナルにすべく切断し、同じく配線を行った。
というわけで、準備完了……だ。
本来は、本体と電源アダプターの間にちゃんとしたコネクターを付けるつもりだったのだが、早く試してみたいという気持ちが高じて、手持ちの圧着端子で動かせる状態にしてしまった。
これにて「コードレスをコード有りに」作業は完了した。
電源アダプター EZ0082 の出力 DC9.6V 1.4A、快適に作動するのである。この電源アダプターはなかなかしっかりとした作りで信頼できそうである。
この改造に掛かった費用は、2mのコードを近くのホームセンターで購入した290-円也であった。
しかし、この頃のお道具は高価であったが、作りが丁寧で、先端の芯が出ていて信頼できるのだ。
yum さん、どうもありがとうございます。
Facebook 上にも、注意を喚起すべく、「自己責任」なるコメントを追加しました。
akiさま
追伸です。
ドライバードリルに流れる電流を実測した人がいて、ドライバーでクラッチ使用時は6〜7Aも流れるようです。
→http://park15.wakwak.com/~ja1cvf/diy/ac-adapter/ac-adapter.html
充電器は許容電流が2A以下だと思うので、ドライバーで使うと電源が壊れる恐れもあるので注意したほうが良いかもしれません。私も実験してみます。おやりになる方は自己責任で!
yum さん、どうもです。
あのエントリーを読まなかったら、こんな事をやろうと考えもせず、一式捨ててしまうところでした。貴重なエントリー、ありがとうございました。
Facebook にこのエントリーと、yum さんのエントリーをリンクしましたが、もう二人もやる、やる、と言っております。「コードレスをコード有りに」は流行するかも知れませんです。
お褒めいただいている電源取出しは、たまたま二個バッテリーパックがあったから手抜きしたまでで、お褒めいただくようなことではありません。
おっしゃる通り、バッテリー充電器に、アウトプットの端子があってもよさそうですね……賛成です。
akiさま
なかなか美しい仕上がりですね。充電器から電源の取り出しも、バッテリーの先端部分を利用したとは、すごい!
マーフィーの法則が示す如く、バッテリー式の電動工具はここぞというところでバッテリー切れを起こしてくれます。昔のソニーの8mmビデオの充電器のように、電動工具の充電器もACアダプターとして使える端子をつけてくれるとありがたいのですけどね。
→マーフィーの法則
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%83%BC%E3%83%95%E3%82%A3%E3%83%BC%E3%81%AE%E6%B3%95%E5%89%87