120106

一陽来復御守

Event , etc.

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……今年の神頼み……。

……年に三回しかないという頃合い、そして、正24時、真北より西15度、この厳密さが受けるのでありましょう。

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この御守をお祭りする日時は、冬至、大晦日。節分の正24時の三回のみ、そのお祭りする場所、方角は、恵方に向けて反対側の壁又は柱、なるべく高い所……ということだ。

恵方について調べてみると、2012年は亥子(真北より西15度)2013年は巳午(真南より東15度)2014年は寅卯(真東より北15度)2015年は申酉(真西より南15度)……単純に順繰りというわけではないが、4方向しかないことが分かった。

従って、この御守をずっと続けていこうと考えるならば、4方向に備えておけばいいのだ。まぁ、家の真ん中で4方向に向けて……というわけにいかないから、4ヶ所のお祭り場所を考えねばばらばいのだ。


追記 120107

「一陽来復」の意味を、パズラート研究会/ミスミケイ氏が Twitter 上で説明してくれた。

一陽来復は易経から出ている。易は陰陽(2種から6つ取り出す、つまり2の6乗=64)の組み合わせで森羅万象を理解し判断しようとする。6つが陽なら乾、陰なら坤。陰が極まって最下に1陽が入ったとき、地雷復(一陽来復)という。冬至を越え陽が長くなり始めた頃をあてる。

この神社の発想の豊かさと独自性は大晦日と節分を加えたことにある。年の極まる大晦日、寒の極まる節分の24時、つまり来るべき新年(正月)と春(立春)への期待を膨らませ冬(の時期)を乗り越える祈りと知恵がこめられている。日本人にぴったりの一陽来復です。


追記 120108

今年の恵方である亥子なる方向(真北より西15度)をどう確定するのかを研究してみた。
 ● aki's STOCKTAKING: iPhone compass


追記 120204

2012年2月3日正24時、無事……所定の方向に向けて貼付け……終了したのであった。


Posted by 秋山東一 @ January 6, 2012 12:38 PM
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