ZEISS kopf lupe | [ TOOLS ] |
CARL ZEISS のレンズ断面形のクラシックなロゴが渋いが、鉄仮面風の外観がものものしい。
Kopf lupe コプフ・ルーペは独語だが、英語で Head lupe となる。ヘッドルーペは頭にかぶって使う拡大鏡だ。
両目で見て両手が使えると……、眼鏡をかけたままでも使える。私にとって細かい作業をする際の必需品である。
あのルーペと同じく、父が使っていたものだが、今は私が使っている。
倍率は1.2, 3倍程度だが、非常に鮮明に拡大視することができる。いつのまにか細かい工作作業はこれなしでは不可能になってしまった。
これは黒のベークライト製にしてガラスのレンズ、見た目は古くさいが、今もって実用的なお道具なのだ。
分解してみれば分かるが、いかにも手作り感溢れる設計……、なかなか好ましいものである。
両眼のレンズは単純な凸レンズが2枚というわけではなく、一枚の大きなガラス製凸レンズから切り出した二枚のレンズが使われ、両眼が一枚の凸レンズ通して見る……ということになる。この所為で長時間使っていても疲れない……、と父は云っていた。
単純な道具だが、よく考えられている道具なのだ。
ベークライトのフレームの枠内に入るレンズ、そのレンズが一枚のレンズを半分に割った形が分かる。燐青銅のバネでレンズを押さえ、真鍮のプレートで抑えネジ止めしれいる。
堅実な構造……、武骨だが信頼できる。
alpshima さん、どうもです。いやぁ、いい物ですよ。
今頃になって、父が使っていたお道具、特に光学系の物がなかなかの優れものであることが……よく分かりました。
これですねえ、伊勢丹研究所にもありましたよ。「こんなもの使うようじゃ、もうおしまいだね」などと言われて誰も使いませんでしたが、貰ってくれば今は重宝してましたね・・・。
Posted by: alpshima @ November 28, 2011 08:04 AM