秋山設計道場第6クール第5回@甲府 | [ BeV Standard , Event ] |
・
秋山設計道場第6クール第5回は、11月22, 23日に山梨県の甲府で開催された。
今回は、甲府の小澤建築工房のご協力により、最新作を拝見し、課題も提供していただくというという充実した設計道場であったのだ。
甲府の小澤建築工房の小澤文明氏は、かってのOMソーラー時代、「西の迫、東の小澤」と云われ、設計力のある地域工務店の両雄と並び称せられていたものなのだ。今もって、小澤建築工房の作り出す住宅には大いに学ぶべきものがあるのだ。
甲府と云えば武田信玄……、今回の宿泊、懇親会の会場は甲府は温泉場として有名な湯村である。
そして、課題制作、発表講評の場も湯村温泉の柳屋さんのお座敷が会場である。
● aki's STOCKTAKING: 甲府昭和の Be-h@us
建ってから、5年経過した家は、ゆっくりと成熟した姿を見せているように思えた。又、参加した道場生、京都・住暮楽の岸本洋介君が云ってくれたこともうれしい。
設計道場のメインは、何といっても、朝から昼までに完成させる即日設計……、その「課題」は小澤さんの実際の仕事となるクライアント、敷地によるものだ。
課題敷地は甲斐市の「サテライト双葉」近くの丘の上、南西側が高くなった斜面、北側道路、眺望は八ケ岳、南アルプスを望む絶景ポイントである。
クライアントの家族構成は夫婦のみ、しかしながら、そこに盛り込まなくてはならない設計条件が面白い。まずは、彼はハレー・バイクの愛好家……、4台のハーレーを所有、その一台はサイドカー付き、そしてお仕事は軽トラックによる運送業……、軽トラック3台の車庫、そしてご夫婦の乗用車2台分の車庫が必要なのだ。まぁ、車5台バイク4台……。
これは、傾斜した敷地にどう収めていくのか、住宅の問題というよりも、より大きな敷地計画、サイトプラニングの力量が試される課題であったのだ。
これは私のスケッチ、決して模範解答というべきものではない。いつも、道場生と同じ条件で作っているものに過ぎない。
一番大きな要点は、敷地内に平らな部分を作り出し、ハーレーの車庫と乗用車の車庫をL字形に配置し、そのカナメ部に住宅部分を配置した。そして、仕事用の軽トラック3台の車庫は分離し、道路に面して配置してある。
今回、大部分の道場生が住宅部分にエネルギーを傾注し、配置計画、すなわち、三つのガレージをどう配置するかに疎かであった。
その意味で、この案が参考になったであろう……と思っている。
MORII さん、どうもです。
やぁ、今回の図面集の表紙の趣向……、なかなかの優れものですね。これからも面白くいたしましょう。
柳屋より信玄を持ちかえってきた甲斐がありました。
Posted by: MORII @ December 1, 2011 09:48 PMきしもとさん、どうもです。
信玄が何故京に出られなかったのか……を分析されていた岸本さん、帰るのも大変であったでしょう。私は一時間半後には帰宅……一番近い道場でありました。
時間は家を鍛えていきます。How Buildings Learn を思い起こしました。
秋山先生、道場お疲れ様でした。
元気なお姿を拝見できてうれしかったです。
トラバ、お返しさせて頂きますね。
いつも勉強になる道場ですが、今回はまた格別でした。
小澤さんと秋山先生のコラボは、鬼に金棒と言いましょうか、
もはや畢竟と言えるレベルですね(笑)
設計も施工も、ブラッシュアップできるよう精進したいと思います。
それでは、また!