AK-47 世界を変えた銃 | [ BOOKS ] |
その一位は Macintosh.............. というのは、Mac者としてはうれしい限りだが、まぁ、そのコピーである Windows への影響も含めてであろう。二位はピル、三位は Sony のベータマックス.........、 そして、四位は、なんと AK-47 があげられたのだ。
これは驚きだ。一つの銃器が一般的な商業製品と同列に扱われ、ランキングされているのだ。
AK-47 は第二次世界大戦中にミハイル・カラシニコフによって開発され、戦後1947年にソ連軍に正式採用された軍用銃だ。単純な構造のため誰でもすぐに扱え、めったに故障せず、きわめて安価なため、AK は各国の軍隊から反体制集団に至るまで、合法であろうが非合法であろうが、銃器を必要とする者に求められたのだ。
...........●本書は累計1億挺以上がつくられた「AK」が、その登場以降現在までに、いかに世界に「蔓延」し、世界をどのように変えていったのかをたどりつつ、AK の軍事的、文化的、世界史的意義を浮き彫りにする画期的な1冊!!.................と帯にある。
● aki's STOCKTAKING: カラシニコフ AK47
● aki's STOCKTAKING: カラシニコフ自伝
「カラシニコフ銃 AK47の歴史—世界で最も愛された民衆の武器」
この「民衆の武器」という視点は、AK の一面であると考える。
ベトナム戦争の時代、米軍に対峙する解放戦線の武器は AK であった。AK には民族解放、反植民地主義、反体制のシンボルという意味があったのだ。
kass さん、どうもです。
そう、そうなんですね。銃や兵器の事はマニアックな人達の話題だけではないのです。この本は実に......文系なんであります。
銃に文化的意味が備わるというのは、日本の現状からは程遠い感覚ですね。俄然興味が湧いてきました。
図書館でカラシニコフ本を漁ってきます。
六尺さん、どうもです。
そう単純には捉えられないと思います。この AK という武器について、この半世紀の政治的な変貌の中で、我々の使い方、捉え方が変っていったことなのでありましょう。ただのソ連.....共産圏の武器であった AK が、冷戦下で民族解放の武器となり、現在はイラク、アフガニスタンの反米抵抗勢力の武器となっている..........。
小さな局面で、おっしゃるような事があるのは分かりますが、もう、そのような次元を越えた存在なのではないでしょうか。
こういった「製品」のデザインが優れているのはよくわかるんですが、今、注意深く辿って行くべきなのは、誰が作らせて売って儲けたのよ?ということなのではないか、と思う次第です。
誰が、というネットワークを知ること.........陰謀論云々でなく、ですね。